着物着付け教室の集客ヒント:生徒を増やすための実践的アプローチとは?
友達が着付けがうまいからこれを教えることをお仕事にしてみたいらしいっす!生徒さんってどうやって集めるのかな?まずはSNSをはじめてみたっす!
SNSをはじめたんだね!その先の計画はしてあるかな?
いや、フォロワーをまず増やせばいいんだと思って着物の世界を毎日語ってるんすよ。
集客するならしっかりと戦略を考えてみよう!まるおくんの茶道教室を待っている人がいるかもしれないからね!
・自分の趣味ではじめたけれど、もっと気軽にみんなが学べるような自分の教室を開きたい!だけど生徒さんの集め方がわからない
・まずはSNSをはじめてみたけれど、フォロワーが増えていない
・着付けを学ぶことの魅力を伝えて着物で多くの方を喜ばせたい!
着物着付け教室の運営には、生徒の継続的な集客が不可欠です。しかし、SNSをはじめただけではお客様にであうこと、教室に通ってもらうことは難しいのです。
教室は口コミだけで広まる・SNSをはじめれば集客できる!とは限らず、しっかりとお客様と出会う入り口をつくり、教室に入っていただき、よろこんでいただくという流れを作っていく必要があります。
この記事では、これから生徒さんに出会いたい着物着付け教室の先生へ、お客様・生徒さんが集まる集客のキホン、マーケティングについてやさしく解説していきますね。
着物着付け教室にお客様が求めていることは?
着物着付け教室に通おうか迷っているお客様が、教室へ求めていることには以下のことが考えられます。
- 上質な教育と丁寧な指導
- 着付け講師の高い技術力と分かりやすい教え方
- 一人ひとりに合わせた きめ細かい指導
- 丁寧で親身な対応
- 落ち着いた雰囲気の良い環境
- 清潔で静かな教室環境
- 和風情緒あふれる内装
- プライバシーが確保されている
- 着付けスキルの習得
- 着物の基本から応用まで段階を追った指導
- 様々な着付けの形式を学べる
- 自身のペースで確実に技術を身につけられる
- 着物文化の理解
- 着物の歴史や作法などの文化的背景を学べる
- 着物を通して日本文化に触れられる
- 交流の場
- 同じ趣味を持つ仲間と出会える
- 講師や他の生徒との交流を楽しめる
要するに、高い技術を学びつつ、落ち着いた環境で日本文化に触れ、仲間作りもできる総合的な場所を求めていると言えるでしょう。
これらのニーズに対応するために、教室の運営者は教育内容、環境、コミュニティの充実など、様々な要素に力をいれる必要があります。
しかしすべての要素を網羅して、「着付けのなんでも屋さん」になる必要はありません。
あなたの着付け教室に通うことでしか得られない価値や魅力をつくり、伝える必要があります。
着物着付け教室にオススメの集客方法5選
1.習い事ポータルサイトなどの活用
習い事をネットで検索する人も多い。そんな時にお客様と出会えるのが習い事のポータルサイトなどを活用する方法!
習い事のポータルサイトを紹介します。
1.趣味とまなびで毎日を、もっと楽しく:趣味ナビ
2.教えたいと学びたいをつなぐまなびのプラットフォーム:ストアカ
2.SEO対策したブログで着物着付け教室の集客
インターネットで「着物着付け教室」と検索した時に、あなたの教室が一番上に表示されるように、SEO対策をしましょう!
SEOとは検索上であなたのサイトが上位にきて、お客様の目にすぐ止まるように対策することを言います。
例えば、「着物着付け教室 生徒募集」「地域名+着物着付け教室」などのキーワードを、ウェブサイトやブログ記事、SNS投稿などに盛り込むといいですよ。
さらにSNSや関連するウェブサイトと自分のHPに相互リンクを貼ってアクセスをUPさせる方法もあります。
3.SNSで着物着付け教室の集客
Instagram、Facebook、X、TikTok 、YouTubeなど様々なSNSがありますね。
無料で使えるこれらのツールは個人起業家にとって使わない手はありません。
例えば、
・着物着付けに関する豆知識や歴史を共有
・着物着付け教室の様子を伝える
・生徒さんの声や体験談を紹介
お客様が知りたい!と思う役立つ情報をどんどん投稿していきましょう。
情報自体は出し惜しみせずに価値提供することがファンを作るポイント!
またSNSのアルゴリズムは押さえて発信していくとより効果が上がります。
4.口コミを活用する着物着付け教室の集客
サービスやものを買う時には「口コミ」が気になる人も多いかもしれません。
お客様には直接口コミを依頼したり、アンケートやメール、SNSなどで感想やレビューをお願いするのもおすすめです。
良い口コミ、悪い口コミどちらもあるかもしれません。良い口コミは感謝を伝え積極的にシェアしましょう!コメントのやり取りで更にお客様と信頼関係を築くことができます。
そして悪い口コミがあったら真摯に受け止め、サービス改善に役立てましょう。
口コミはあなたのサービスの信頼度を上げるのにとても役立ちます。
5.地元の情報誌など地域で着物着付け教室の集客をする
地域情報誌、フリーペーパーなど広告を使って集客する方法もあります。
予算を考えて広告をかけましょう。また、ポスターやチラシを作って近所のカフェやコンビニ、ペルソナさんがいきそうな場所で宣伝が目が止まるようにするのもいいです。
しかし、この方法だけだと広告費もかかるしお客様が安定的に集まるのは少し難しいのです。
集まる集客流 2ステップマーケティングとは?
着物着付け教室で、集まる集客を実現する流れについて解説していきます。
着物着付け教室をはじめとして、これまでに個人起業家150名以上の方が実践して集まる集客を実現してきたある法則があるんです。
それは、「2ステップマーケティング」という手法です。
具体的に見ていきましょう!
「お客様」には2種類あって、まず左側の「顕在見込み客」と右側の「潜在見込み客」に分かれます。
そして、その中に、信頼度が深い・浅いを加えると、A・B・C・Dの4つのカテゴリーに分けることができるんです。⬇️⬇️⬇️
A:あなたへの信頼度は浅いが、ニーズが高いお客さま
B:あなたへの信頼度が浅く、ニーズも低いお客さま
C:あなたへの信頼度が深く、ニーズも高いお客さま
D:あなたへの信頼度が深く、ニーズは低いお客さま
質問1:このように、お客さまを4つのカテゴリーに分類すると、あなたはまず どのゾーンを狙いますか?
答え:C=正解!
信頼も深く、ニーズも高いということは、お客さまになっていただきやすい!
ここを狙うのは誰もが考えられると思います。
質問2:次はどこを狙いますか?
多くの方は、信頼は低いが ニーズが高いAゾーンのお客さまを狙っていきがです。世の中の9割の方がAと回答し、多くのコンサルタントさんは、このAゾーンをおすすめしているはずなんです。
なぜなら、信頼は低くても、ニーズが高いので、成果を出しやすいから。
たとえば、「着物着付け教室 美容室」とかで検索している、購入のニーズが高いAゾーンのお客さまに、直球で広告で落としていく方が圧倒的に楽ですよね。
ただし、多くの方がAゾーンを狙うということは、ライバルも多いということになるんです。
つまり、
・価格競争がおこる
・PR合戦になり、広告費が使える大手にはかなわない
となってしまう。
つらい価格競争に巻き込まれないために
では、どうすればいいでしょう?
Cゾーンを狙うのは当然として、次に狙うのは、AかDの2択になりますよね。
ただ、Aだと価格競争に巻き込まれてしまうので、Dを選択することになります。
Dゾーンは、信頼度が高いお客さまだから、あとは、「あなたにとって必要な商品だよ」と教育していくことで購入に結びつくお客さま。
ライバルたちはAゾーンを狙っているから、Dゾーンを狙うライバルが少ないのも好都合。
Dゾーンをターゲットにした例をあげると、たとえば、生命保険の営業の方は、まず、自分への信用信頼が高い、親・兄弟、親戚・同級生などに保険の商品を売るよね。
では、親・兄弟・親戚・同級生に売り切ってしまい、もうそれ以上、親戚も人脈も友達もいない営業さんはどうするのか?行き詰まってしまいますよね。
集まる集客の集客方法
そこで、集まる集客では、
なんと、Bゾーンを狙っていきます!
誰も狙わない
ニーズもない
信頼もない
つまりBゾーンは
ブルーオーシャン・ゾーン。
あなたのことを知らない、あなたの着物着付け教室について全く興味をもっていない方から信用信頼していただく。
潜在的に「着物着付けをできたらかっこいいな、もっと学びたいな」等と思っている人に出会って、どんなものなんだろう?そんな風に思ってもらうように…。
たとえば、YouTube番組を作り、YouTubeを中心に、他のSNS、インスタ、X、TikTokにも展開して着物着付け教室の存在をアピールして認知を拡大していく。
そして、簡単な小冊子を作って無料配布するなんてどうでしょう?
着物着付けについて学んだ人の体験談や華着物着付けの基本が分かるような小冊子を配り、メールマガジンやLINEに登録してもらう。
これがBからDへ、まず1ステップ目です。
そして、メールやLINEに登録していただいた方に、ステップメールやLINEでコツコツ配信し、
たとえば、
「着付けの基礎知識」
「着付けに必要な小物の世界」
など、日々メールマガジンが届くことによって、着物着付け教室に興味がなかった人が、
「ちょっとやってみたいな」
「面白そうだな」
と読んだ方の欲求も高めながら、あなたのことを認知・信頼して、「この先生から習いたい」へ持っていく。
これがDからCへの、2ステップ目。
そして着物着付け教室の体験会やイベントなどに集客する、という流れです。
ステップメールやLINEでしっかり信用信頼を構築しているから、体験会やイベント後の本申し込みもスムーズになります。
そうやってお客様との関係づくりをしていくのか!
ここで必要なのは、
・あなたの強みやPRポイント
・他の教室ではなくあなたの教室が選ばれる理由
を、本当に伝えられているかどうかがとても重要。
↓↓2ステップマーケティングについてもっと知りたいときはこちら
着物着付け教室の集客5つのステップ
ステップ1:ペルソナ(ターゲット層)を明確にする
※例※着物着付け教室のペルソナ設定
名前:三浦みさき
性別:女性
年齢:37歳
居住地:大分県
職業:保育士
年収:300万円程度
家族構成:夫・子供8歳
抱えている悩み:
自信のなさ:自分一人では着物を正しく着られる自信がない。
コスト:教室の料金が高いのではないかと心配。
時間の調整:忙しい日常の中で定期的に通う時間が取れるか不安。
選び方:どの教室が自分に合っているかわからない。
教え方:教室の教え方が自分に合うスタイルかどうか気になる。
実用性:着付けのスキルが日常生活で本当に役立つかどうか。
叶えたい理想:自立性の向上:自分で完璧に着物を着られるようになりたいという自立心の表れ。
文化的アイデンティティの確立:日本の伝統文化を学び、それを自己表現の一部として身につけたい。
社会的なつながり:着物を通じて新たな友人やコミュニティと繋がりたい。
特別なイベントへの参加:結婚式やお茶会、成人式など、特別な場で自信を持って着物を着こなしたい。
芸術性の表現:着物の美しさを自分で表現し、創造的な着こなしを楽しみたい。
伝統技術の継承:技術を身に付け、家族や友人にも教えることで、文化を次世代に伝えたい。
・名前:
・性別:
・年齢:
・居住地:
・職業:
・年収:
・家族構成:
・抱えている悩み:
・叶えたい理想:
・趣味:
・休日の過ごし方:
ステップ2:魅力的なコースタイトルや内容にする
・具体的な効果をアピールする
・体験型のコースを取り入れる
・季節限定のコースを用意する
・ペア割引などの特典を設ける
例えば、
例1)「普段の印象まで変える着物着付けレッスン」
例2)「着物着付けで心も整うビギナー教室」
例3)「スキルアップで着物着付け教室を開くための基礎知識」
お客様がコース名を見て一瞬で、その講座を受けるとどうなれるのかイメージできる魅力的な講座名を考えましょう!
ステップ3:SNS・広告・ブログで発信を始める
・お客様の声を掲載して信頼感を高める
・お得なキャンペーンなどを告知する
・ブログ記事で茶道教室を開催している様子をシェアする
様々なSNSを駆使しながら教室の事を多くの人に知ってもらえるといいですよね。
ステップ4:お客様の声をSNSや広告やブログやステップメールに書く
・学んでみてどうだったかのお客様の言葉を引用する
・お客様の表情がわかる写真を使用する
・生徒さんからの先生の印象などもシェアする
お客様の声は潜在顧客の信頼感につながるツール!どんどん活用していきましょう。
ステップ5:お客様リストを作る、増やす
・初回特典などを用意して、リスト登録を促す
・定期的な配信で、お客様との関係を築く
・限定情報などを配信して、特別な存在感をアピールする
お客様リストがない場合は残念ながら契約をコンスタントに取っていくのは難しいんです。まずお客様リストの獲得は必須と言えます!
着物着付け教室の集客で特に意識しておきたいこと
お客様の声や事例を積極的に紹介する
お客様の声や事例は、説得力のあるコンテンツでサービスの価値を証明するもの。
例えば、
・着物着付け教室に通ってよかった点
・お客様が着物着付け教室に通うことになったきっかけ
・過去のレッスンの内容などの様子が分かる写真
などお客様から積極的にいただき、様々な発信活動で使わせてもらいましょう。
着物着付け教室に通うようになってのお客様の変化
着物着付け教室に通った結果、どのような変化が生徒さんにあったのかが伝わるようにしましょう。
例えば、
・教室を通じたお友達が増えた
・着物着付けを覚えたおかげでふだんの立ち居振る舞いもほめられた!
・着物着付けがきっかけで収入UPにつながった
など具体的な数値やデータを使って証明できると説得力も増しますよね!
体験レッスンや無料相談などを積極的に実施する
体験レッスンや無料相談は、潜在顧客が教室の雰囲気やレッスン内容を実際に体験でき、よりサービスを疑似体験していただき、サービスの魅力を感じてもらう機会。
積極的に無料相談や体験レッスンの告知をしていきましょう。
例えば、体験告知には以下内容をお知らせします。
講師の「個性」や「実績」をアピールする
様々な教室がある中であなたの教室を選んでもらうためには、あなただからお願いしたいと思われることが大切。
そのためには、「自分の個性や強み」「実績」をアピールすることで、他の教室との差別化を図ることができる。またあなたがどんなきっかけでどんな思いで着物着付け教室を始めたのか?などが伝わるとお客様が共感してくれてファンになってくれます。
まとめ:着物着付け教室の集客は誰のための教室か明確に
今回は着物着付け教室の集客方法をご紹介しました。
ポイントは5ステップのペルソナを明確にすること!なぜなら、このペルソナが決まらないと、お客様の悩みを理解したり、的確な発信をしたりできないからです。
ペルソナが決まれば、
「魅力的なコースタイトルや内容にする」
「SNS・広告・ブログで発信を始める」
「お客様の声をSNSや広告やブログやステップメールに書く」
「お客様リストを作る、増やす」
このステップ1つ1つの質をどんどん高めることで、お客様と出会えるようになります。
今回の記事内容を1つのきっかけにあなたの集客に役立ててくださいね。