【2024最新】googleコアアップデートで落ちたPVを改善するコツ【海外事例を参考に】
Googleのアップデートで、今まで検索上位だった記事が、めちゃくちゃ落ちたっす・・どうすればいいんすかね?
それは、どげんかせんといかんね!2024年8月に大規模なアップデートがあって、世界中で苦しんでいるサイトがあるよ。けれど、一方ではPVが回復しているサイトもあるんだ
ええー!羨ましいっす!その人たちは何をしたんすかね?
今回、なるべく直近の海外の事例を分析したよ。最後まで読んで、是非参考にしてね!
Googleのコアアップデートにより、2024年8月~9月に大幅に検索ランキングの変動が起こりましたが、そこで検索上位に復活したサイトもあれば、依然として下がったままのサイトもあり、混沌とした状況です。
そんな中、今調べられる限りの海外の最新情報を元に、「そもそも、なぜ検索順位が下がるのか」「PVが回復したサイトは何をやったのか?」「今回のことを踏まえて、今後のSEO対策はどうすればいいのか?」分かりやすく解説していきます。
✅最近のアルゴリズムの変化でPVが下がってしまった
✅今後のSEO対策をどうすればいいかわからない
✅海外のSEO対策の最近の事例を知りたい
✅難しい用語はわからないので簡単にSEO対策を学びたい
✅そもそもアルゴリズムって何?
PVを回復させるには、地道な努力が必要です。その際、今回の記事に書いてあるポイントを押さえると、回復する可能性は上がるでしょう。
コアアップデートで受けた影響
Googleアルゴリズムとは何か?
Googleアルゴリズムとは、検索エンジンであるGoogleが、検索結果の順位を決定するために使用するプログラムのことを指します。
例えば、Googleで「検索アルゴリズムとは」と検索すると、アルゴリズムの概要を説明する記事が表示され、「アルゴリズムの変更点」で検索すると最近の変更点に関する記事が表示されるます。その表示される順番を決めているのがアルゴリズムです。
Google検索では、AIがコンテンツの内容を理解して評価し、ユーザーの検索意図に応じて「最も有用で関連性の高い情報」を優先して表示します。アルゴリズムに沿ったコンテンツを作れば、検索上位に表示されやすくなります。
逆に、アルゴリズムを無視すると、ブログで記事を書いても、目立たなくて誰にも読まれなくなるリスクがあり、さらに規則に反したコンテンツは検索結果に表示すらされてない可能性があるため、注意が必要です。
Googleの検索アルゴリズムは200以上の要素をもとにコンテンツを評価しているとされ、その全貌は公開されていないんだ。けれど、大まかに「こういう基準でやっている」というのは公開されているよ
コアアップデートとは何か?
コアアップデートとは、「コアアルゴリズムアップデート」の略称です。Googleが検索アルゴリズムを見直し、検索結果を大幅に改善するために行われる大規模な更新のことです。
Googleのアルゴリズムは日々改良されていますが、年に2〜4回ほどの大規模な改訂が行われ、そのたびに順位が大きく変動します。Googleは公式に事前告知していて、その詳細は「Google Search Status Dashboard」で確認できます。
コアアップデートにより、順位が上昇する場合もあれば、逆に順位が下がる場合もありますので、「以前は検索上位にいたコンテンツが、急に圏外になってしまった…」という悲鳴が世界中から聞こえてくることもあります。
しかし、コアアップデートの直後に一時的に順位が低下することがあっても、時間が経つにつれて元に戻るケースもあります。
そして今回、2024年8月にコアアップデートが行われて、それまで検索上位だったサイトが一気に順位が下がった、という現象が起きているのです。
ヘルプコンテンツシステム(HCU)とは?
今回のコアアップデートの対策をするには、以前に行われた「ヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Content Update)」を知っておく必要があるよ
ヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)って何すか?
コアアップデートとは別に、googleの評価基準がガラッと変わったアップデートがあったんだ。2022年~2023年9月に行われて、これ以降は記事の書き方を変えないといけなくなったんだよ。
ヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)は2022年に登場し、同年の8月と12月、2023年9月の計3回実施されました。Googleとしては、「低品質なサイトを減らし、高品質なサイトを検索者が見つけやすくすること」を目指して行われました。
これは「ヘルプフルコンテンツシステム」と言われる、「ユーザーにとって価値の高い情報と、価値の低い情報を判定するシステム」を強化したものです。
「ユーザーを助けたり情報を提供したりするのではなく、検索エンジンで良いランキングを取ることだけを目的にしたサイト」は検索ランキングの順位を下げ、「本当にユーザーのことを第一に考えているサイト」は、検索ランキング上位に表示するようになったのです。
ユーザーにとっては、知りたいことがあって検索しても、知りたい情報がきちんと載っていないサイトばかり上位に表示されていたので、それをGoogleが何とかしようとした、ということだね
検索上位に入ることだけを考えていたサイトにとっては、このHCUによって検索ランキングがガクッと下がってしまい、大打撃を受けました。
「ユーザー第一に考えたサイト」とは?
Googleが考える、ユーザーを第一に考えたサイトってどんなサイトっすか?
Googleが公式サイトで基準を示しているよ。次の基準を満たしてるとGoogleに評価されて検索上位に上がると言われているんだ。
・特定のユーザー層がすでに存在しているか、想定されており、その人たちがビジネスまたはサイトを直接訪問した際に、コンテンツを有用だと感じてくれると思いますか。
・コンテンツは、実体験や深い知識(たとえば、実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識)を明確に示していますか。
・サイトには主要な目的またはテーマがありますか。
・コンテンツを読み終わったユーザーは、あるトピックについて、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じることができますか。
・コンテンツを読んだユーザーは、有益な時間を過ごせたと感じられますか。
・コア アップデートや商品レビューに関する Google のガイダンスに留意していますか。
(※Google検索セントラルより引用)
検索エンジンを第一に考えたサイトとは?
逆に言えば、ユーザーの期待に応えてないで、SEO対策ばっかりに気を取られているサイトは検索上位に上がりません。
SEOだけしか考えてないサイトって基準あるっすか?
これもGoogleが公式サイトで基準を示しているよ。次の基準に当てはまるサイトは、Googleに評価されない可能性が高いよ
・コンテンツは、人間のために作成されたというより、主に検索エンジンからユーザーを引き付けるためのものですか。
・どれかが検索結果に表示されることを期待して、さまざまなトピックで多くのコンテンツを制作していますか。
・多くのトピックについてコンテンツを作成する際、かなりの部分に自動化を使用していますか。
・価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか。
・既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか。
・ユーザーがコンテンツを読み終わっても、他のソースからより良い情報を得るために再び検索する必要があると感じさせてしまいますか。
・Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか(そのような設定は存在しません)。
・検索トラフィックを獲得できると考えて、実際の経験がないにもかかわらず、ニッチなトピックを扱うことにしましたか。
・実際には答えがない質問にコンテンツ内で答えることを約束していますか(たとえば、未定のはずの商品の発売日や、映画の公開日、テレビ番組の放送日)。
(※Google検索セントラルより引用)
2023年9月のHCUのアップデート
2023年9月、Googleはヘルプフルコンテンツアップデートをさらに行い、そのシステムがコンテンツを評価しランク付けする方法を修正しました。「コンテンツがユーザーにとって役に立つかどうか」を判定するアルゴリズムが強化されたのです。
これは、2022年8月にヘルプフルコンテンツシステムが導入されて以来、3回目のヘルプフルコンテンツアップデートであり、最も重要なアップデートとなっています。有益でないと見なされたサイトは容赦なく検索ランキングから落とされ、その影響が大きくて話題になりました。
プロの目から見ると良質に見える記事でも、Googleから「役に立たない記事」と見なされて、検索ランキングが落ちたケースもあったんだ
ええっ!何か理不尽っすね。
サイト運営者から見ると理不尽に思えるよね。海外のサイトを見ると、「これは罰ゲームに近い」と言ってる人もいたよ。
では、この2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートで具体的に何が変わったのでしょうか。まず、前述したとおり、「Googleから見て役に立たないと判断された記事は順位を大きく落とす」というのが強化されました。
それ以外の大きな変更点としては、次の3つがあります。
①AI生成コンテンツへの対応
以前は、AIが書いたコンテンツよりも、人間が作成したコンテンツを優先するものでしたが、これが緩和されました。ユーザーにとって価値があるなら、AIで作ったコンテンツでも評価される可能性があります。
とはいえ、AIに書かせた文章を単に載せただけの記事は、ランキングを下げる可能性が高いんだ。AIがOKということではなくて、ユーザーにとって価値があるかどうかを厳しく見ているんだよ。
②サードパーティコンテンツへの対応
2023年9月のアップデートは、サードパーティコンテンツをホスティングしているウェブサイトに悪影響を与える可能性があると言われています。
サードパーティコンテンツって何すか?
「サードパーティコンテンツ」は、「ウェブサイトの所有者以外の第三者によって作成されたコンテンツ」のことだよ。
サイトの運営者が直接管理や作成をしていないコンテンツとは、他の企業や個人が提供する情報や記事などが含まれます。
たとえば、自分が運営しているブログに、他の人が書いた記事をそのまま掲載したり、他のサイトで作られた動画や情報を載せたりすることがこれに当たります。つまり、自分が直接書いたり作ったりしていない、第三者が作ったものをサイトに載せている状態です。
Googleの2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートでは、こうしたサードパーティコンテンツがメインサイトの目的と無関係だったり、サイト所有者による直接的な監督がない場合には、検索エンジンにインデックスされないようにすることを推奨しています。
自ら作ってないコンテンツばかり載せているサイトは「怪しい
」と評価されて、検索ランキング上位に上がらなくなる、ということだね。
③サイト全体の評価
Googleは、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートの影響で、検索ランキングが下がってしまったサイトに対して、質の低いコンテンツを特定し、それを削除または置き換えることを推奨しています。
質の低い記事があると、その記事だけがランキングが下がるんじゃなくて、そのサイト全体の評価が下がる可能性があるということだよ
うわあ、厳しいっすね・・
こうしたアップデートを経て、順位が下落したサイトは、すぐに対策を取る必要があります。次のアップデートまでにコンテンツ全体を改善しなければ、順位は回復しません。
順位を回復する対策の一つが「リライト」だよ。つまり、質の低い記事はリライトしたほうがいいよ、とGoogleは言ってるんだね。
※記事のリライトにはコツがあります。
どのように記事をリライトすればいいかは、下記の記事をご参照ください↓
しかも、このヘルプフルコンテンツのシステムが、コアランキングのシステムへ統合されることになりました。つまり、コアアップデートのたびに、ヘルプフルコンテンツシステムもアップデートされて、強化されるということです。
要するに、今やHCUが当たり前になったということだね。今はユーザーを第一にしたコンテンツでない限り、検索上位には来ないし、もし順位が下がったら早急に対策をしないといけないんだ。
2024年8月のコアアップデートで何が変わった?
そして、今回、2024年8月にコアアップデートが行われました。このアップデートによって、今まで検索ランキング上位だったサイトが急落したり、逆に今まで落ちてたサイトが回復したりと言った、大きな変動が起きました。
SEOのニュースサイト、Search Engine Landで記事を書いているBarry Schwartzが行ったアンケートによると、約44%の回答者がランキングやトラフィックが減少し、27%はランキングが上昇し、29%は変化がなかったと答えいるそうです。
60%近くのサイトは、検索ランキングが上がったか、変化がなかったっすね。少し意外っす。
みんながみんな下がったわけではないんだね。けれども、今回もSEOのプロから見ると問題ないようなサイトも、順位が大幅に下がったという事例もあるみたいだね。
Googleの意図
今回のコアアップデートは、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートに対する批判に対応するために、SEOコミュニティからの意見を参考にしたとGoogleは認めています。
特に小規模な出版社や独立したサイトが悪影響を受けていて、「大手と比べて不利だ」といった批判に対応し、「役に立って、オリジナリティのあるコンテンツを提供する小規模なサイトに、より多くのスペースを提供する」ことを目的として設計されたそうです。
海外のSNSを見ると、「ウチは小規模だけど、順位が下がったぞ」みたいな文句も書いてあったけどね。
国際的な専門家による分析によると、今回のアップデートでネガティブな影響を受けたのは、ユーザーに実際の価値を提供せずにSEOメカニズムを利用していたページだそうです。
特に、業界に関する実際の専門知識がなく、オリジナリティに欠ける情報源から作った、ありきたりのコンテンツに依存しているサイトが、最も影響を受けています。
2024年9月18日~9月24日に起こったこと
Googleは、2024年8月に大規模なコアアップデートを実施しましたが、その後も継続的にアップデートは続けていることを明言しています。それを象徴するかのように、実は2024年9月18日~9月24日に、検索ランキングの大きな変動がありました。
Barry Schwartzは、特に2024年9月18日に検索ランキングで大きな変動があったと報告しています。多くの人が18日に大幅に順位が落ちたと主張しています。逆に8月のコアアップデートで落ちがランキングが上がったと報告している人もいます。
日本では、9月24日に検索順位の大幅な変動があった、という話もあります(※SEO研究チャンネルより)
PVが回復したり下がったりするのはなぜ?
何でこんなに上がったり下がったりするんすか?
明確に「これだ!」という要因はGoogleからは明言されてないんだ。ただ、「これなんじゃないか?」という仮説はあるよ。
SEOの専門家であり、「SEO in the Gemini Era」という本の著者でもあるDr. Marie Haynesは、「Googleの、意図を判断する能力が向上した可能性がある」という仮説をたてています。
コアアップデートで検索順位が低下したのは、Googleのシステムが、以前はあなたのコンテンツがユーザーの検索意図と関連していると予測していたが、実際のユーザーの反応を見ると「合致してなかったのではないか」と評価したという仮説です。
Googleはクリック率や、滞在時間など、色々な要素であなたのサイトを見た人の行動を調べています。その精度が今回のアップデートで上がった可能性があり、ユーザーの行動で「ユーザーのことを第一に考えたサイトになっているか」を判断しているのかもしれないのです。
結局は、ユーザーが満足するサイトを作っていく、ということが大きな対策になるね
※Googleが考える「ユーザーが満足するであろうサイト」を判定するための基準として、「YMYL」や「E-E-A-T」という基準があります。大まかには、この2つを押さえておくと、Googleの低評価を防げます。詳しくは下記の記事をご覧ください↓
Googleの公式見解
完全な回復には時間がかかる
結局のところ、下がった順位は、いつ回復するんすか?
Google search centralには、「数日のときもあれば、数カ月かかる時もある」と言ってるね。さすがに「いつ」と断言はできないけど、良いコンテンツであれば回復の見込みはあると言ってるよ
Googleの公式Xアカウントである、Google SearchLiaisonの担当者Danny Sullivan氏は、インタビューの中で「素晴らしいコンテンツを作成しているのに、この最後のアップデートで報われなかったと感じる人は、諦めないでほしい」と述べています。
Googleも「小規模のサイトのためにやったアップデートなのに、実際には順位が下がった小規模サイトもある」ということは把握していて、それを改善するために、今もアップデートを続けているとのことです。
「すべてのサイトが2023年9月の(HCUの)レベルまで回復するとは限らない」とは言ってますが、「良いコンテンツを作成しているなら、今後のアップデートで報われる可能性はある」というのは強調していました。
そして「私たちのランキングシステムを追いかけているなら、あなたは後れを取っています」とも言ってます。小手先のテクニックより、ユーザーに役立つ記事を書く方が大切だということですね。
ひたすらユーザーファーストに改善してくのが、地味だけど確実な方法みたいだね。ここからは、Google関係者が推奨する改善のポイントを説明してくよ!
「その場しのぎ」をやめなさい
Google Search Centralの記事には、「SEO に悪影響があると耳に挟んだ、などという理由で、ページ要素を削除するような『その場しのぎの修正』は避けましょう」と書いてあります。
そして、「代わりに、ユーザーにとって意味があり、長期的に持続可能な変更に焦点を当ててください」とも書いてあります。
コンテンツの削除はあくまで最終手段だと考えたほうがいいでしょう。本当にどうしようもない記事であれば、最終的には削除したほうがいいですが、基本的にはリライトが望ましいです。
繰り返しますが、Googleが望んでいるのは、検索エンジン対策ではなくて、読者に役に立つ記事をかけているかどうか、です。リライトすることで低品質の記事が役に立つようになるなら、そちらのほうが評価されます。
見出しを変えても影響はわずか
見出しが検索ランキングに影響すると考える人もいるかもしれないけど、Google側は影響しているとは明言してないんだ。見出しの階層がしっかりして、サイトが見やすくなるのはいいことだけどね。
GoogleのJohn Muellerは、Redditで「見出しがSEOに与える影響」についての質問に答え、わずかな影響を持つとしながらも、「見出しを修正してもランキングは変わらない」と述べています。
彼は、「見出しを正しい順序で設定するのは良い習慣です」としながらも、「SEOの観点から、サイト全体の価値を大幅に向上させる方法を見つける方が、はるかに大きな価値を見出すでしょう。」 と述べています。
要するに、H1,H2,H3,H4といった見出しの階層を整理するのは、検索エンジンのAIがあなたの記事を理解しやすくするのには、役にたつかもしれないが、それはランキングには影響しないということです。
ユーザーのことを第一に考えてウェブページを作成することのほうが、はるかに大事です。ページに役に立つ情報が含まれ、それを論理的にわかりやすく展開するために、見出しの整理をするのであれば、自然とランキングは上がる可能性はあるでしょう。
既に1ページ目に表示される記事はいじらなくてOK
GoogleのDanny Sullivanは、「すでに検索結果の1ページ目にあるサイトのランキングをさらに上げようとする試みを控えるべきだ」という警告をしています。ランキングをさらに上げるためにサイトを微調整することは、多くの理由でリスクがあるとされています。
その理由は、検索結果が変化し続けているため、サイトを変更すると新しい検索インデックスでランキングに悪影響を与える可能性があるためです。
彼は次のように書いています:
「ランキングは自然に変化することがあります。順位を1つか2つ上げようとするために急激な変更を行うことはおすすめしません。」
既に1ページ目に表示される記事はいじらなくてOK、ということだね。
プロフィールも裏付けがなければ影響しない
GoogleのJohn Muellerは、著者の情報がランキングが上がる要素でない可能性があることを示唆しました。
これは、AI生成の画像を使用して偽のLinkedInプロフィールをでっち上げるような行為が行われてたからだそうです。プロフィールは自己申告でいくらでも言えるので、外部の信頼できる第三者による裏付けがない限りは、ランキングに影響しません。
ミューラーは、「怪しい業者が簡単に偽造できるような要素は、ランキングに影響を与えない」ということも言ってるよ
有名人のなりすまし広告も多いっすからね(笑)
もちろん、プロフィールをないがしろにしてもいい、というわけではありません。大前提として、Googleは著者の権威性と信頼性を求めていますので、読者の信頼を得られるようなプロフィールを作るのは大事です。それに裏付けがあれば、SEOにも影響を与えることは可能です。
Googleが長期的に取り組んでほしいこと
結局のところ、Googleのは、短期的な微調整はほとんど持続的な利益をもたらさないことを強調しています。むしろ、品質とユーザー体験を優先する長期的な戦略に焦点を当てることが推奨されています。
だからこそ、前述したとおり、「その場しのぎのことをするな」と言ってるんだね。
では、その場しのぎではなくて、長期的に成長するために、Googleは何を推奨しているのでしょうか。例えば、次の2点を挙げています。
① ユーザーエクスペリエンスに焦点を当てる: ユーザーに本当に価値を提供するコンテンツの作成を優先する。ユーザーの意図を理解し、彼らのニーズを満たすためにコンテンツを、関連性が高くて、情報が豊富にあるものにする
② コンテンツの質を向上させる: SEOを目的としたコンテンツ作成ではなく、オリジナルで高品質な素材の作成にフォーカスする。検索エンジン向けに設計されたコンテンツは、ユーザーの期待に応えられない。
自信があるなら記事を増やしなさい
GoogleのDanny Sullivan氏は、Googleがランキングアルゴリズムの改良を続けており、今後さらに改善が見込まれることを説明しました。
彼は次のように書いています:
「…ランキングについて何をすべきか悩んでいるなら…あなたが読者のために素晴らしいコンテンツを作っていると自信があるなら、それを続けてください…私たちがそのコンテンツをより適切に報酬を与えるためにシステムを改善し続けるのが私たちの仕事です。」
内容の記事は検索上位に来るように改善を続けているので、いい記事は、どんどんアップしてねってことだね。
品質の悪い記事を、もっとユーザー目線になるようにリライトするだけでなく、ユーザー第一の新規記事も、どんどんあげていきましょう。
今、Googleの目にとまってなくても、Googleのアルゴリズムは今も改良され続けていますので、新規記事を増やしておけば、後に評価がガラッと変わる可能性もあります。
回復した人は何をやっていたか
ウルトラCは公表されてない
海外の色々なSEOの専門家が、コアアップデートによって失ったPVを回復させようと頑張っています。しかし、Googleは、ヒントや基準は公開してますが、その背後にあるロジックは明言していません。
色々な分析はありますが、今のところ海外の専門家でも、PVが上がったサイトと下がったサイトの相関関係を見つけている人はいないです。結局のところ、「これさえやれば回復するウルトラCは無い」ということです。
ただ、個々の事例として、「私のサイトは回復した。私はこれをやった」という事例は出てきています。その中で役に立ちそうなものを紹介していくね
海外の事例
小手先のSEOに頼らず、ユーザーに集中する
Redditには、ちらほら「回復した」という投稿があります。その中から引用します
まだ判断するには早いですが、ここ数ヶ月間、SEOに頼らず、ユーザー体験に集中してきました。その結果、大きなランキングの向上が見られました。
内部リンクがユーザーにとって役立つ場合は追加し、SEOに有利でもユーザーには役立たないリンクは削除するなどの対応をしました。
また、トピックに関連させ、同じキーワードの意図や重複したコンテンツを持つページを統合することで改善しました。
Googleが口酸っぱく言ってる、「検索エンジンよりユーザーを優先しなさい」というアドバイスを忠実に守っている印象だね
意外と基本的なことをやって回復した
デジタル起業家のインタビューと解説を行っているPodcast「Niche Pursuits Podcast」では、コアアップデート後にPVが回復した起業家たちの特徴を次のように述べています。
興味深いのは、基本的には従来のSEO戦略、つまり「最高の慣行」に基づいた改善が行われているという点です。これらのサイトでは、コンテンツの品質向上や削除が行われ、新しいバックリンクやコンテンツが追加されています。
それは、従来から行われてきたSEOの基本に忠実であり、サイトを改善することで回復が可能であることを示しています。
そして、最も重要なのは「全体的な改善」だということです。単に古いコンテンツを削除するだけでなく、新しいコンテンツを作成し、既存のコンテンツを更新し、SEOの基礎に忠実な施策を行うことが必要です。
やっぱり、基本的なことをコツコツやっている印象っすね
イタリアの事例
SEOの専門ツールを販売してるサイト、SEOZoomは、8月のコアアップデートの影響を分析しています。彼らによると、象徴的な例として、最も大きな打撃を受けた業界の一つは「eコマース」です。いわゆる物販ですね。
eコマースでは、詳細な購入ガイドや徹底的なレビューなど、ユーザー目線でサポートしているサイトのPVが良かったそうです。一方、順位が下がったeコマースのサイトは、明らかに他と比べてユニークさがなく、単なる製品カタログみたいな印象でした。
また、観光や旅行ブログの分野でも大きな変動が見られ、最新の更新がなく、独自の体験を提供していないサイトは、より具体的で詳細なコンテンツを持ち、最新情報を提供しているサイトに順位を奪われました。
単に商品を紹介するだけでなく、使い方を詳しく解説したり、使ってみた経験を書いたり、情報が新しかったりするサイトが評価されているね
物販や旅行サイトに限らず、情報コンテンツのサイトでも同じことをすると評価が上がりそうっす!
平均セッション滞在時間を延ばす
上述した、SEO専門家Dr. Marie Haynesは、
「私のテストでは、コアアップデート後にクリックが増加したページでは、平均セッション時間が大幅に長くなっていました」
という分析結果を述べています。
先述した彼女の仮説は、「Googleはアルゴリズムをアップデートして、ユーザーの行動の計測の精度を高めて、そのサイトが検索意図に合った内容に合っているかを判断しているかもしれない」というものでした。
クリック率が高かったり、平均セッション滞在時間が長いということは、Googleから「このサイトはユーザーの検索意図に合った内容を提供しているから、ユーザーがリアクションをしているんだ」と評価しているかもしれません。
ということは、平均セッション時間が長くなれば、評価も高くなるかもしれないね
彼女が提案している、平均セッション時間が長くなるポイントは下記のとおりです。
・ユーザーが本当に知りたいことは何ですか?
・あなたのページと競合サイトでは、そのニーズがどれだけ簡単に満たされていますか?
・あなたのページは彼らのニーズを本当に満たしていますか?
・一般的に知られている情報よりも深く掘り下げていますか?
・ 競合サイトのデザインの方が魅力的ですか?
・あなたのコンテンツは権威あるリソースで裏付けられていますか?
・競合サイトのレイアウトと比較して、ユーザーが見やすくなるように見出しを活用していますか?
・ 競合サイトの画像や動画は役立っていますか?
・もしそうであれば、あなたも独自で興味深い画像やビデオを追加できますか?
・あなたのページは、検索者のニーズに対してより深い洞察を提供していますか?
・検索者を引きつけ、維持するために、クイズやビデオ、さらなる情報などを追加できますか
・あなたのページには、ユーザーを邪魔したり、すぐに離脱させる要因がありますか?
まとめ
2024年8月のコアアップデート以降、サイトの記事が検索上位に上がらなくなり、PVも激減した人も多いかと思います。海外でも同じように下がったサイトも数多くありますが、それでも今になって回復してきたサイトもたくさんあります。
回復したサイトがやっているのは、Googleが求めている、「ユーザーに役立つサイト」を作ることです。「とにかくSEOで検索上位に上がればいいや」というサイトはもはや、Googleから評価されません。
今もGoogleはアルゴリズムを改善し続けていますので、ユーザーを第一に考えたサイトを作れば、今は下がっていても、アルゴリズムの進化とともにあなたのサイトが発見され、再び回復する可能性があります。
平均セッション時間も影響しているのでは?という仮説もあったね。読者がすぐに離脱しないで、興味を持って読んでくれるようにするのもポイントになりそうだ。
そのためにやることは、まずは、ユーザー第一になってない低品質の記事をリライトすることでです。低品質の記事とは何か?集まる集客®総研の基準は下記の記事にまとめています。是非ご活用ください↓
リライトに関しては、集まる集客®総研はこの基準でやっています↓
新規記事を増やすのも、重要になります。その際は、YMYLとE-E-A-Tのポイントを押さえたうえで、ユーザーに役立つ記事である必要があります。YMYLとE-E-A-Tに関しては、下記の記事をご参照ください↓
これらのことをやって、PVが回復したサイトが世界中にあります。あきらめずにやり続けましょう!