TwitterやInstagramといったSNSが広く浸透した現在、SNSを集客に活かして成功する企業も多く出ています。
一方、メルマガと聞くと一昔前のもののように思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、今も多くの企業がメルマガによる集客を行っており、成果を出しているのも事実です。
ではなぜ、SNS全盛の時代にあってもメルマガ集客が使われ続けるのでしょうか。
今回の記事ではメルマガによる集客の方法をSNSと比較しながら解説していきます。
集客目的でメルマガの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
メルマガ集客のメリット・デメリット
はじめに、メルマガ集客がもつ特徴について説明していきます。
メリット・デメリットを理解した上で、自社の集客にメルマガが適しているか判断してください。
メリット
メルマガ集客には以下のメリットがあります。
コストを抑制できる
メルマガの第一のメリットとしてコストを抑えられる点が上げられます。
メルマガは、Webに広告を出稿したり、DMを送付したりする場合と比べると、費用を安く済ませられます。
特に、大量送信する場合には、大きな費用節約効果があるでしょう。
購入率が高い
メルマガ登録しているユーザーは多少なりとも自社商品に興味のある人ばかりです。
そのため、通常の広告と比べて購入率・成約率が高くなる傾向があります。
定期的なメルマガ配信を続けることで、自社と顧客の間に、さらに信頼感や安心感を構築していけるでしょう。
また、メルマガの登録者はそのまま商品のファンと捉えることもできるため、販促イベントを行う際は、見込み客の算出などにも利用できます。
自由な情報発信が可能
自由度が高い情報発信ができるのもメルマガの特徴。
文字だけでなく、イラストや写真、図を入れることもでき、独自の文面作成が可能です。
これだけなら、SNSでも同じことができそうですが、メルマガは文字数や全体のボリュームに対する制限がなく、より自由に内容を決められます。
時間が経っても効果を発揮
SNSは新しい投稿が優先して表示されるつくりになっているため、時間が経過すると下の方へ流れてユーザーに見てもらいにくくなってしまいます。
その点、メルマガであれば未開封メールとしてフォルダにストックされるので、しばらく経ってからでも興味のある内容なら読んでもらえます。
デメリット
反対にメルマガには以下のデメリットも存在します。
開封してもらえるとは限らない
メルマガを配信したとしても、必ずユーザーに読まれるとは限りません。
多くのユーザーは、見ないで削除したり未開封のまま放置したりしています。
一般的にメルマガの開封率は2割程度といわれ、せっかく送ったとしても見てくれるのは5人に1人とされています。
開封率を上げるために、よりユーザーの興味を引く内容が求められます。
流し読みされる
開封してもらえた場合でも、多くのユーザーはメルマガをじっくり読んだりはしません。
たいていはどんなことが書いてあるのか、ざっと流し読みされます。
そのため、特に魅力的な内容でなければ、開封されてもそのまま削除されてしまう可能性も高いといえます。
迷惑メールに分類されることも
メールソフトによって迷惑メールに分類されるリスクが存在しているのはメルマガの大きなデメリットです。
こうなると、開封してもらうどころか、メルマガを送っていることすら認知してもらえず無駄になってしまいます。
迷惑メールと判断されないためには、「件名を空欄にしないこと」や「『今だけ』や『儲かる』といったスパムによく使われるワードを避ける」「配信頻度を多くし過ぎない」などの点に注意しましょう。
メルマガ登録させるまでが難しい
メルマガのデメリットとして、そもそもメールアドレスを登録してもらうハードルが高いことも上げられます。
登録してもらうには、ユーザーに自社を認知してもらい、ある程度好意をもってもらう必要があります。
SNS集客との違い
現在、Webで集客といえば、多くの人はSNSを思い浮かべるでしょう。
SNSにはメルマガとは違った強みと弱点が存在しています。
SNS集客の特徴をメルマガと比較しながら説明していきます。
SNSのメリット
SNSのメリットは下記の3つです。
情報発信力が高い
SNSは配信日の決まっているメルマガと違い、任意のタイミングで投稿できます。
リアルタイムでの情報発信能力はSNSのほうが優れているといえます。
拡散力が高い
メルマガはユーザー1人1人に送ってしまえばそこで終わりですが、SNSではリツイートやシェアする機能を使い、フォロワーによって情報が拡散されていく可能性があります。
ときには爆発的な広がりを見せることもあり、自社が発信しなくてもユーザーが情報を広めてくれる点はSNSが集客において非常に優れているところです。
ユーザーと交流できる
SNSではユーザーのコメントに返信を送れます。
一方通行になってしまうメルマガと異なり、ユーザーとのやりとりで信頼関係を作り、自社商品のファンになってもらうことも可能です。
このように、SNSにはメルマガにはないメリットを多数もっています。
SNSのデメリット
SNSの主なデメリットは下記の2点です。
炎上リスクがある
炎上などネガティブな情報が広がる可能性があることが一番のデメリットです。
メルマガなら基本的に自社商品が好きなユーザーしか登録していないため、炎上などが起きる可能性は低いといえます。
また、SNSで拡散されるためには、ユーザーにおもしろい、共有したいと思わせるコンテンツを生み出すことが第一条件です。
メルマガよりコンテンツ制作のハードルが高くなるという見方もできるでしょう。
ユーザー以外にはリーチできない
SNSを利用していない人にはリーチできない点もデメリットです。
利用者数では、メールのほうがSNSをはるかに上回ります。
集客の際には、SNSで情報発信を行い、興味をもってくれたユーザーにメルマガ登録を促し、購入につなげるというように、それぞれの強みを活かして使い分けるのも良いでしょう。
メルマガ集客のコツ
メルマガ集客を実施する際には、SNSにはない強みを活かせる運用が求められます。
メルマガ配信をうまく活用するためのコツを紹介していきます。
ユーザーに開封してもらえるコンテンツを心がける
なるべく多くの人に読んでもらうために、ユーザーの気を引くコンテンツを目指します。
特に重要なのはメルマガのタイトルです。
「●●名限定」「●日まで」のような期待を抱かせる煽り文句を盛り込むのも1つの方法です。
ただ、あまりにも現実と離れた過剰な広告はユーザーの反感を買う可能性があるため、やりすぎには注意しましょう。
ユーザーによって内容を変える
ユーザー全員に同じ内容のメルマガを送るのではなく、登録期間や年齢、性別、購入した商品などによって異なるメールを送信するターゲティングメールと呼ばれる手法も有効です。
全員一律だと、男性に女性向け商品の宣伝を送ってしまうなど、無駄なメールが増えます。
結果、ユーザーからスパム扱いされてしまうことにも繋がります。
ユーザーの属性に合わせたメールを送信することで、より商品購入への可能性を高められます。
初回購入や誕生日、メルマガ登録時などに送るメールも用意しておけば、ユーザーに特別感を感じさせ、より愛着を持ってもらえるでしょう。
SNSと組み合わせて使う
両者の比較でSNSにはメルマガにないメリットがあることを述べました。
反対にメルマガのみが持っているメリットもあります。
そこで考えられるのが、SNSを利用して認知度の向上や情報の拡散を狙い、興味を持ったユーザーをメルマガだけの限定クーポンなどでメルマガ登録へ誘導する手法です。
2つを併用してお互いの強みを高め、より有効な集客効果を発揮できるようになるでしょう。
メルマガ集客のポイントを抑えましょう
集客方法として古く感じられるメルマガ。
しかし、SNSにはない強みをもっていることも確かです。
メルマガでの集客は、デメリットを解消できるようポイントを押さえたうえで、開封してもらえるコンテンツを目指します。
役割に応じてSNSなど他メディアと組み合わせ、それぞれの強みをさらに伸ばせる運用ができれば、さらに有効な集客が行えるようになります。
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