🔰リサーチャーまるおYouTubeのアルゴリズムを
「Geminiが決めるようになった」
という噂は本当っすか?



その噂は本当の部分もあるけど、
拡大解釈している部分もあるね。
この記事で詳しく解説するよ。
✅ 「Geminiがアルゴリズムを決めている」と聞いたけど、本当なの?何をすれいいの?
✅動画はちゃんと作っているのに、なぜ伸びないのか理由が分からずモヤモヤしている
✅いろいろ対策情報は見るけれど、「結局、自分は何をすればいいの?」と混乱している
✅小手先のテクニックに振り回されず、今のYouTubeで本当に大切なことを知りたい
✅集客動線が機能してないと感じているけれど、何を直せばいいのかわからない
最近、海外のマーケッターがYouTubeなどで
「今のYouTubeは、GeminiというAIがアルゴリズムを決めているらしい」
「トラストスコアという点数があって、それが低いと動画が伸びない」
という主張をしているのをよく見かけます。
そして、その話とセットで、
「だから、こういう設定をしないとダメ」
「これをやっていないチャンネルは危ない」
といった対策も、たくさん紹介されています。
これらの話は、本当に事実なのでしょうか。
この記事では、
・「GeminiがYouTubeのアルゴリズムを決めている」という話は、どこまでが事実なのか
・「トラストスコア」という指標は、公式に存在するものなのか
・現時点で確実に言えることは何か
・そして、公式発言ではないものの、高い確率で「やっておいた方がいい」と言える対策は何か
ということについて、できるだけわかりやすく解説していきます。
この記事のハイライト
・「YouTubeのアルゴリズムはGeminiが決めている」という話は、一部は事実だが、拡大解釈も多い。
YouTubeはGeminiをベースにしたシステムで動画を分析しているが、
Geminiが単独でアルゴリズムを支配しているわけではない。
・「トラストスコア」という名称の指標は、公式には発表されていない。
ただし、スパム判定や「実在する人間が運営しているか」を見る内部評価は、
以前から存在していると考えられる。
・確実に言えるのは、YouTubeが今まで以上に
動画の中身・文脈・視聴者の満足度を重視しているという点。
タグや小手先のテクニックだけでは、評価されにくくなっている。
・公式見解ではないが、
怪しく見られないための「無難な対策」を積み重ねることは合理的。
人が運営していることが伝わる設計は、リスク回避として有効と考えられる。
・「AIに気に入られる」よりも、
AIに「誰向けで、何の動画か」を正しく理解させることが重要。
冒頭で対象者を明確にし、テーマを一貫させるほどおすすめの精度は高まりやすい。
最近広がっている「YouTubeアルゴリズム激変」の噂とは?
Gemini AIがYouTubeアルゴリズムを動かしているという話がある
最近、「Gemini AIがYouTubeアルゴリズムを決めている」という噂が
海外のマーケッターの間でちらほら見かけます。
・2024年にGoogleはひそかに自社のAIシステム「Gemini」をYouTubeに組み込んだ。
・最初は、動画や視聴者の行動パターンを学習するために、裏側で動いているだけでした。
・しかし、1年間の調整と学習を経て、
今ではGeminiが「どの動画をおすすめするか」「どの動画を上位に表示するか」を決めるようになった
・実質的にYouTubeのアルゴリズムには「今までのアルゴリズム」と「Gemini」という、
二重の判断システムが存在している状態だ
という噂です。
果たしてこれは本当でしょうか。
「トラストスコア」という指標がある
もう一つ、海外のマーケッターの間で色々な人が最近話題にしているのが
「トラストスコア(信頼スコア)をYouTubeが導入した」という噂です。
YouTubeは今、
「このチャンネルはスパムや怪しいアカウントではなく、ちゃんとした人間が運営しているのか」
を非常に厳しく確認しています。
「スパム」というのは、
大量の動画を何度も投稿して、
- 視聴者に何かを見せると約束しておいて別のサイトに誘導する。
- すぐにお金を稼げると視聴者に期待させ、YouTube のクリック数、視聴回数、トラフィックを獲得する。
- 有害なソフトウェアを拡散させるサイトや個人情報を収集しようとするサイトなど、
悪影響を及ぼすサイトにユーザーを誘導する。 - 実際には含まれていない内容を動画内で見られると思わせるような誤解を招くサムネをつかう
といった行為をして、
システムに「非人間的(スパム)」と目を付けられることを指します。
そして、YouTube上には表示されないものの、「信頼スコア」のような内部指標が存在していて、
・スコアが高いほど「信頼が高いチャンネル」と評価されて、動画が広く配信される
・スコアが低いほど「信頼性が低い=スパムかもしれない」と評価されて、動画がおススメされなくなる
という噂があるのです。
特に最近では、2025年12月11日にGoogleの大規模な「コアアップデート」が始まり、
実際に多くのチャンネルに影響が出ているため、
「Geminiを使って、よりスパム行為を厳しく見ているのでは?」と考えられていると思われます。
こうしたことから、
・再生回数や登録者数がどれだけ多くても関係なく、
Geminiが「人間ではない」「信頼できない」と判断した場合、
収益化の停止、あるいはチャンネル削除が行われる可能性がある
・Geminiは動画の内容だけでなく、チャンネル運営者の行動や使い方、
Googleアカウントやプロフィール全体も含めて分析し、
「本当に人間が作っているチャンネルかどうか」を判断している
・特に新規チャンネルは信頼がゼロから始まるため、より厳しくチェックされる
そのため、履歴や行動実績のある、使い慣れた古いGmailアカウントを使う方が
「本物の人間」と判断されやすいのでは?
という見方もあるのです。
果たしてこれらは本当でしょうか。
どこまでが公式として認められているのか?
上記の噂は、公式に認めている部分もあれば、
マーケッターが拡大解釈している部分もあります。
GeminiをベースにしたAIがYouTubeアルゴリズムに影響を与えている
「YouTubeは、おススメ動画を選ぶのに、
Geminiをベースにしたシステムを導入している」ことは、間違いありません。
Devansh Tandon氏(Google DeepMind / YouTube プロダクトマネージャー)が
AI Engineer World’s Fair 2025というイベントで、明言しています。
この講演では、YouTubeが、動画を「言語」のように扱う「セマンティックID」という技術を開発し、
Geminiをベースにしたシステムで、YouTubeの動画内容を理解させているプロセスを解説しています。
動画1本1本に「意味のラベル(=セマンティックID)」をつけて、
そのラベルを使って
・「この動画とこの動画は意味的に近い」
・「こういう動画を見た人は、次はこういう動画を見る人が多い」
といった傾向をアルゴリズムは学習しているのです。
つまり、
・YouTubeは動画を「文章」みたいに読んで分析している
とも言えます。
その結果、YouTubeはもう「キーワード」や「タグ」ではなく、
「動画の中身」と「視聴者の行動」を「文章で読むように意味で理解するAI」が判断している、
ということです。
ただし、「Geminiがアルゴリズムそのものを決めている」というのは拡大解釈です。
GeminiをベースにしたAIシステムで動画を分析して、
その動画の分析結果を元に、「この人にすすめるといいかも」と選んでいる、
というイメージです。
「Geminiに気に入られなければおすすめされない」と言ってる人も見かけましたが、
そうではなくて、GeminiをベースにしたAIシステムを、補助として使っている印象です。
今までのYouTubeアルゴリズムとGeminiを中心としたアルゴリズムの違い
これまでのYouTubeは、
- タイトル
- タグ
- 再生回数
- クリック率
こういった表面的な数字や設定を中心に、
「この動画をおすすめするか」が決まっていました。
しかし、今のYouTubeは、Geminiをベースにしたシステムを使って、
こういった文脈までを含めて、動画そのものを深く分析しています。
そして、
- どんな人が、どんな順番で、どれくらい見たか
- その人が次に何を見たか
をまとめて理解し、
「この人にとって、次に意味がありそうな動画は何か?」
を考えて、おススメする動画を決めています。
このシステムでは、
「有名な人の動画だからおすすめされる」
「登録者が多いから有利」
ではなく、
という変化が起きています。
公式のアルゴリズムは「視聴者満足度・関連性重視」
元々、YouTubeのアルゴリズムが最も重視しているのは「満足度」です。
「クリックされればいい」ということではなく、「見てよかった」と思われる動画を作ることが大事です。
Geminiをベースにしたシステムが、動画を分析するようになったのは、
「視聴者が満足する動画を届ける」というアルゴリズムを、さらに推し進めるため、と言えます。
AIに動画を細かく分析させ、視聴者一人ひとりの行動データを見ることで、
「次にこの人は何を見たいか」を高精度で予測することができるからです。
どんなに煽った動画を作ったとしても、
「この視聴者に合わない」と判断されれば、おススメされることはありません。
AIは視聴者を本当に助けたいのか、
それとも怪しいスパム業者が再生数を奪いたいだけなのか、も見ています。
価値を本気で提供しようとするクリエイターこそが、これからのYouTubeで勝ち続けるのです。
だからこそ、誰向けの動画なのかを明確にすることが重要です。
ジャンルが曖昧だと、AIは届け先を決められないからです。
トラストスコアという指標は公式に言ってない
「トラストスコア」という指標も、公式発言としては存在しません。
もちろん、
「このアカウントはちゃんとしたアカウントなのか」
「ちゃんと実在する人がやっているのか(本人を確認できるか)」
という内部指標は存在します。
そもそも、YouTubeの収益を受け取るためには本人確認が必要ですし、
スパムかどうかを判断する詩評も存在します。
ただ、それがどんな名前で呼ばれているかは不明です。
「トラストスコア」というのも誰かが勝手につけた名前(通称)です。
そして、
「トラストスコアを稼ぐためには、SNSリンクを概要欄に貼るといい」
みたいな対策を言う人もいますが、
こういったテクニックはYouTubeやGoogleの公式サイトでは
明言していません。
こういったものは、マーケッターが拡大解釈しているか、
本人の経験則として「こうやったら結果が出たよ」と言ってるもので、
公式見解とは言い切れないものがあります。
公式に発言されてはいないが、こうすると効果的だと主張する人がいる
「トラストスコア」はマーケッターの間で言われている通称で、
YouTubeの公式見解でありませんが、
このトラストスコアを高めるために
「こうことをやるといいよ」と解説する人が最近よく見かけます。
ここからは、
そんな「噂されているテクニック」について検証しますが、
これらは公式見解ではなく、「経験則」「拡大解釈」として考えるべきものです。
噂では「効果的」と言ってますが、実際は公式テクニックではないので、
効果があるとも言えないし、無いとも言えません。
どうしてもやりたければ、
「誰かがこれをやってうまくいったらしいから、『実験的にやってみる』」
というスタンスがいいでしょう。
古いメールアドレス+運営歴のあるチャンネル=信頼度アップ?
YouTubeにおける信頼性を高めるうえで重要なのが、
「メールアドレスの年齢」と「チャンネルの運営歴」だと主張する人がいます
・新規チャンネルは信頼がゼロから始まるため、スパムかどうか特に厳しくチェックされる
・新しく作成したメールアドレスとチャンネルが、
ほとんど活動履歴のない状態で、いきなり頻繁に動画投稿を始めると、不自然に見られる可能性がある
・チャンネルやアカウントは、古ければ古いほど有利
・特に初心者や、ゼロからやり直す人にとっては、作成から5か月以上経過したYouTubeチャンネルと、
履歴のある古い個人用Gmailアカウントを使うことが望ましい
といった主張です。



本当っすか?



公式には、「古いアカウントがいい」なんて言ってないね
こうした「古い Gmail を使うほうがアカウントの安定性があるのでは」という仮説は、
公式情報ではなく経験論や理論上の推測です。
実際は、新規アカウントでも良質な動画であれば、
AIがその内容を正しく理解し、適切な視聴者に届けてくれる可能性はあります。
大事なのは、「怪しいアカウントと見られる行為をしない」ということです。
ブランド名ではなく「人名」を使ったほうがいい?(仮説として考えるのがいい)
チャンネル名 と プロフィール画像に関して、
下記のように主張する人もいます。
今のYouTubeでは、
「会社やブランドのように見えるチャンネル」は、
・どこかから持ってきた動画
・同じ内容を使い回している動画
と判断されやすくなっている。
その結果、収益化が止められてしまうリスク がある。
だから今は、
チャンネルを「ブランド」として作るよりも、
「一人の人が発信しているチャンネル」 として見せることが大切で、
たとえば、あなたが、歴史チャンネルを作る場合でも、
✕「歴史解説チャンネル」
〇「山田たかしの歴史ノート」
〇「たかし|歴史を語る人」
のように、
人の存在が感じられる名前のほうが、
YouTubeでは信頼されやすくなる、
ということを言ってます。
プロフィール画像についても同じで、
ロゴ画像よりも、
・人の顔が写っている写真
・自撮りの写真
を使った方がよい
と主張します。
YouTubeは、
「ブランドのチャンネル」と「個人のチャンネル」を
はっきり別のものとして見ていて、
たとえ動画の内容が同じでも、
ブランド名のチャンネルの方が
「使い回しコンテンツ」と判断されやすい傾向がある、
つまり、
・チャンネル名
・プロフィール画像
この2つの時点で
「これはブランドではなく、人のチャンネルです」と伝えることが、
信頼を高め、
余計なリスクを減らすための、とても大事なポイントになる、
という考え方があるのです。



これも公式には、そんなこと言ってないね
おススメ動画の分析にGeminiをベースにしたシステムが使われるようになったからといって
「これは人名でないから消す」といった新しいルールが追加されたわけではありません。
仮説としては
「スパムと見られないために」「ちゃんと実在する人間がやっているのが伝わる対策」
をやるのは有効と言えそうですが、
「これをやったら確実に信頼されると」は言い切れません。
仮説の対策の一つ、としてとらえたほうがいいです。
SNSアカウントを概要欄に追加するといい?(仮説だが、実験的にやるのはありかも)
Instagram、X(旧Twitter)、LinkedIn、そして簡単なWebサイトなど、
複数のSNSや外部サイトを用意し、それらのリンクをYouTubeのに貼ることで、
「実在する人物が運営しているチャンネル」であることを強く示すことができる、
と主張する人もいます。
中には、
・概要欄に貼るSNSのリンクのアカウント名と
YouTubeのチャンネル名と同じ名前でそろえるのがポイント
・こうすることで、Geminiに対して
「名前があり、活動履歴があり、オリジナルな発信をしている人格アカウント」
であるという、より具体的な証拠を示すことができる
と主張する人もいます。
これも、あくまで仮説です。
公式の明言はありません。
あくまで、「スパムと見られないために、こうやるといいのでは」という
誰かの推測や経験則での対策です。
これをやったら、自分の動画がおススメで表示されやすくなる、というものではありません。
怪しく見られないための予防策、ぐらいの認識がいいでしょう。
チャンネルトレーラーを追加すると効果的?(公式見解ではないが、合理的)
YouTubeチャンネルの信頼性を高めるうえで欠かせないのが、
「チャンネルトレーラーの設置」だと主張する人もいます。
「チャンネルトレーラー」とは、
一言で言うと「自分のチャンネルの自己紹介CM(予告編動画)」のことです。
YouTubeの自分のチャンネルページ(ホームタブ)を訪れた際、
一番上の目立つ場所に大きく表示される動画を指します。
YouTubeがチャンネルを確認・審査する際、
Geminiをベースにしたシステムが最初にチェックするのがこのチャンネルトレーラーであり、
ここで「このチャンネルが何についてのものか」「誰が、どのように作っているのか」を
説明できているかが重要になる、という考え方です。
現在、ユーチューバーを悩ませているのが、
YouTubeによる「再利用されたコンテンツ」や「繰り返しの多いコンテンツ」という判定による
収益化停止です。
これは、 AIが
「この動画は、他人の動画の切り抜きではないか?」「AIで自動生成しただけの無機質なものではないか?」
と疑うことから起こります。
収益停止になって異議申し立てを行う場合、
YouTubeは台本の作り方、アイデアの出し方、編集の流れなど、
制作の裏側を説明する動画を求める場合があります。
つまり、チャンネルトレーラーには最初から、
そうした制作プロセスや考え方を含めておくと、
後から「これは本物のコンテンツか」と疑われたときにも、
その答えをすでに提示している状態になります。
内容は難しいものである必要はありません。
誰かがカメラの前で、
「このチャンネルは何を目的にしていて、どのように動画を作っているのか」を
正直に話しているだけでも十分だ、とのことです。
一部は事実ではないが、合理的ではある
公式の事実としては、
・YouTubeは チャンネルトレーラーの設置を必須とはしていない
・トレーラーがある/ないで
アルゴリズム評価が直接変わる という公式発言もない
・「Geminiが最初にチャンネルトレーラーをチェックする」という事実はない
というものになります。
ただし、
「収益化停止では制作プロセスの説明を求められる」というのは事実です。
よって、チャンネルトレーラーに
・チャンネルの目的
・誰が作っているか
・どういう考えで作っているか
を入れること自体は、
・視聴者にとっても分かりやすく
・審査時に「人が運営している」証拠にもなりうる
という意味で理にかなっています。
これをすれば、絶対にYouTubeから信頼されるとは言い切れませんが、
合理的で無難なやり方とも言えますので、
万が一のことを考えて無難にやりたい人は、やってみてもいいと思います。
アカウント初期は毎日投稿してはダメ?(公式見解ではないが、無難にやるためにはいいかも)
新しくYouTubeチャンネルを始める場合、
・最初から毎日投稿するのは避けたほうがよい
これはGeminiやYouTubeのアルゴリズムから見て不自然に映る可能性がある
・目安としては、最初の段階では2〜4日に1本のペースで投稿するのが適切
・特に最初の15本までは、再生回数ではなく「表示回数(インプレッション)」に注目し、
表示回数が10万未満の場合は、トラストスコアがまだ低いか、
企画や内容自体に改善の余地がある可能性がある
・インプレッションが10万を超えていれば、
「人間が運営しているチャンネル」としての評価がある程度進んでいると考えられるため、
そこから徐々に投稿頻度を上げていっていい
と主張する人もいます。
こうすることで、
Geminiに対して「これは実在の人間が運営しているチャンネルだ」と伝える助けになる、
という考え方です。
ただし、この考え方は、始めたばかりのチャンネルや新規アカウント向けの指針であり、
すでに多くの再生数や表示回数を持つ既存チャンネルには当てはまらない、
とも書いていました。
人間がYouTubeを始めて、いきなり毎日投稿することは稀であり、
その自然さを意識することが、初期段階では何より重要になる、
という考え方です。
これは公式見解ではないが無難なやり方
このやり方には、
YouTube公式が「明確にこう言っている」という根拠はありません。
しかし、
・中身のない動画が大量投稿されると、スパムと判定されるリスクがある
・1本の動画が誰に響くかをAIが判断するのに数日かかることがある。
毎日投稿すると、AIが学習しきる前に次の動画が出てしまい、各動画の評価が分散してしまうかもしれない
・YouTube初めての場合、はりきって投稿して燃え尽きる人もいる
という点を考慮すると、
YouTube初心者がやったほうがいい一般論としては、一定の根拠はあると思います。
無難に行きたい人は、このやり方をやるのもいいでしょう。
概要欄に「教育的で詳しい説明文」を書く(これは妥当な内容)
最近のYouTubeでは、
動画の下に書く 説明文(概要欄) が、これまで以上に大切になってきている、
と主張する人もいます。
この対策に関しては、おおむね妥当だと思われます。
以前のように、
意味のないタグをたくさん並べるやり方は、
もう効果が弱くなっています。
今はそれよりも、
「この動画は、何についての動画なのか」
「見た人は、どんな知識や気づきを得られるのか」
を、きちんと文章で説明することが求められている、
というものです。
説明文には、
・動画のテーマ
・その背景や簡単な説明
・大事なポイント
を入れた、
5〜6文くらいの、意味のある文章を書くのが理想である、
という人もいます。
YouTubeは、
動画の中で話している内容を文字に起こし、
それを説明文と見比べています。
そして、
・いつの話なのか
・どこの話なのか
・誰が関係しているのか
といった点をチェックしています。
・事実として正しい内容か
こうした情報が、
無理なく自然に説明文に入っていると、
「この動画は、
きちんと調べられていて、
信頼できる内容だ」
と判断されやすくなります。
たとえば、
第二次世界大戦のある戦いを解説する動画なら、
その戦いが
・いつ
・どこで
・誰と誰の間で起きたのか
を、短くまとめて
1段落として説明文に入れるだけでも十分です。
大切なのは、「長い文章を書くこと」「難しい言葉を並べること」ではなく、
「この動画は、こういう内容で、こういう価値があります」
と、まっすぐ伝えることです。
分かりやすく、学びのある説明文をつけるだけで、
動画全体の信頼度や評価は、想像以上に上がる、
という考え方です。
概要欄を詳しく書くのは有効と思われる
この対策に関しては、直接公式の名言があるわけではありませんが、
「YouTube公式の推奨事項」と「最新のAI技術の仕組み」に基づいた、
信憑性の高い内容だと思われます。
「この動画は誰に何を伝えるものか」が明確になっていれば、
アルゴリズムも推薦しやすいからです。
また、
タグは、スペルを間違えられやすいものが動画のコンテンツである場合に役に立つことがあります。その場合を除けば、動画の検索時にタグが果たす役割はごく小さなもの
と記載されてますし、
動画の説明にキーワードを詰めこむのではなく、キーワード1~2語を入れて
分かりやすい説明文を書くことの重要性もYouTubeヘルプページに載っています。
そういった点からも、
この説に関しては内容は間違ってはいない印象です。
コメント欄の対策をする(やれればベスト)
YouTubeでは、コメント欄も重要な評価対象であり、
Geminiはそのコメントの内容も見ている、
と主張する人もいます。
その主張によれば、
ポジティブなコメントが多い動画はおすすめされやすくなる一方、
ネガティブなコメントが目立つ場合は、表示が抑えられる可能性がある、
そのため、
単に「高評価やチャンネル登録をお願いします」と呼びかけるだけでは不十分で、
視聴者との会話を生む工夫が必要だ、という考え方です。
特に効果的なのは、視聴者に質問を投げかけることで、
たとえば、
「一番好きな〇〇の曲は何ですか?」
「〇〇のコンサートに行ったことはありますか?」
「初めて〇〇を体験したのはいつですか?」
といった質問をすると、
コメント欄に具体的な名前、日付、場所などが自然に書き込まれ、
GeminiをベースにしたAIシステムは、これらの情報を追加の文脈として読み取り、
動画の内容がより具体的で信頼性の高いものだと判断する、
とのことでした。
つまり、コメント欄は単なる感想の場ではなく、
動画の権威性を高める「宝の山」だと言ってます。
コメントやエンゲージメントが重要なのは事実
YouTube公式は、以前から
・視聴時間
・高評価
・コメント
・共有
といった 視聴者の反応(エンゲージメント) を
動画の評価に使っていることを認めています。
つまり、
・コメント欄が「完全に無関係」ということはない
これは 事実です。
また、YouTube公式のクリエイター向けの情報でも、
・視聴者との交流を増やす
・コメントに返信する
・会話が生まれる動画を作る
こういったことは、健全なチャンネル運営として推奨されています。
この点で、
という主張は、方向性として正しいです。
「ネガティブなコメントが多いと表示が抑えられる」とは限らない
ただし、
「ネガティブなコメントが多いと表示が抑えられる」というのは、
公式な根拠はありません。
実際には、
・賛否が分かれる動画
・議論が起きる動画
が、むしろ伸びるケースも多くあります。
YouTubeが問題視するのは、
✖視聴者の感情そのもの
ではなく、
〇ガイドライン違反(誹謗中傷、差別、スパムなど)
です。
つまり、
・ネガティブな意見がある=評価が下がる
とは必ずしも言えません。
その動画のテーマと、視聴者が求めていることがあっていて、
視聴者が満足しているかどうかを、色々な角度から分析しています。
ネガティブなコメントが少しでもついたらダメ、
ということではないです。
その上で、
コメント欄が活発になることで、
視聴者との関係性が深まり、
結果として動画全体の評価につながる可能性はあります。
よって、
コメント欄が活発になるための実験的な工夫をやるのは、
1つのやり方としてアリだと思います。
Geminiがアルゴリズムに関わることよる大きな変化とは



結局のところ、Geminiがアルゴリズムに影響するようになって、
どんな変化が起こるんすか?



今回の変化を踏まえて
「これは高い確率でこういう流れになるだろう」
と言えるものを解説するね!
「AIに気に入られる」から「AIに正しく理解させる」へ
かつては、「タグをたくさん入れる」
「タイトルに特定のワードを詰め込む」といった、
AIの未熟さを突くような手法が有効でした。
ようするに、動画の内容が悪くても
キーワードやタグを詰め込んでごまかせたのです。
しかし、GeminiをベースにしたAIが動画の映像や音声を直接解析できるようになったことで、
動画の内容を重視するようになり、ごまかしが効かない時代になっています。
昔: タイトル詐欺でも、クリックさえされればAIを騙せた。
今: GeminiをベースにしたAIが動画の中身をスキャンし、
「タイトルと中身が一致していない」と判断すれば、
その動画を本当に求めている人には届かなくなある可能性がある。
「誰に何を」を明確にすることが超重要になった
Geminiは動画を「SemanticID(意味的なデータ)」として処理します。
これは、動画を「ゴルフの初心者向けレッスン」「20代女性向けの時短メイク」といった、
非常に細かい意味の固まりとして分類することを意味します。
ターゲットを絞れば絞るほど、
アルゴリズムのAIはその動画を「誰に届けるべきか」を迷わなくなります。
逆に「誰でもいいから見てほしい」という曖昧な動画は、
AIも誰に推薦していいか分からず、表示回数が伸び悩む原因になります。
「満足度」を上げることがより重要になった
AIがどんなに深く分析して「この動画は素晴らしい!」と判断して推薦しても、
最終的に視聴者が「つまらない」と感じてすぐに離脱すれば、AIはその評価を即座に修正します。
AIはあくまで「動画と視聴者のマッチングの仲介役」に過ぎません。
AIは、 映像・音声から「この動画は〇〇な人に合う」と予測します。
視聴者は、そのAIの判断に対して、
実際に見て「満足した(最後まで見た、保存した等)」という答え合わせをします。
AIはその視聴者からの反応をふまえて、おススメする動画を修正します。
「Geminiがアルゴリズムを決める」という人もいますが、
上記の構造を見ても、その考え方は間違いです。
Geminiがアルゴリズムを決めるのではなく、
「視聴者の満足度」がアルゴリズムを決めます。
Geminiをベースにしたシステムに気に入られるのが大事ではなく、
視聴者の満足度を上げることが大事なのです。
Geminiの判断を踏まえた5つの対策
これからは、
AIに、「この動画はどういうものか」を効果的に伝えることが、有効だと思われます。
その対策として、これからは以下の5点を意識することをおすすめします。
対策①:最初の10秒で「誰のための動画か」を映像と音声で示す
YouTubeのAIは、
・年齢
・興味
・過去の視聴傾向
と動画内容を結びつけています。
なので
これは、とても効果的です。
こうすることで、 AIに
「この動画は、こういう人向け」
と教えているのと同じになるからです。
たとえば、あなたが「キャンプ動画」を配信しているなら、
最初の段階で「あ、これはキャンプ初心者のための動画だな」とAIに判断できるようしましょう。
映像を見ても、音声で聞いても、
最初の10秒で「誰のための動画か」が分かるとAIも拾いやすくなります。
対策②:キーワードより「テーマの一貫性」
AIは「この動画を見た人は、次にこの動画も見る」という流れをとても重視します。
1本バズるより、10本がきれいにつながっている方が強いです。
対策③:「音声」と「映像」の一致を意識する
今のYouTubeのアルゴリズムは、Geminiをベースにしたシステムにすることで、
動画の「話している内容」「どんな感情で、どんなトーンで話しているか」「画面に何が写っているか」
といったものが、今まで以上に細かく分析できるようになっています。
そのため、
話している内容と、画面に映っているものが一致していると、AIの理解度が上がり、
その動画に興味を持ちそうな視聴者におすすめされやすくなります。
対策④:「見終わったあと、次が想像できる動画」を作る
YouTubeは、
この動画を見たあと、
人はどんな動画を続けて見るか?
を重要視しています。
だから、
- 話が途中で終わる
- 続きが気になる
- 次のテーマが自然に浮かぶ
こういった構成が強いと考えられます。
・「次は◯◯について話します」
・「これができていない人は、次の動画も見てください」
みたいな呼びかけは、
次につながる設計=AI評価が上がりやすくなります。
対策⑤:小手先のテクニックより「企画の解像度」を上げる
「誰が、どんな悩みを解決するために、この動画を見るのか」を明確にしてから制作に入ることが、
今のAI時代には最も近道です。
今までは「サムネをこうすればクリックされて再生されやすくなる」みたいな、
小手先のテクニックが主流でした。
その全てが無意味とは言いませんが、
今の時代は、小手先のテクニックだけではおススメされなくなっています。
YouTubeのアルゴリズムが視聴者の満足度を重視し、
そのためにGeminiベースのシステムがより細かく動画を分析するようになったからです。
そのため、YouTube対策は、こう考えてください
✖ アルゴリズムを「攻略」しようとしない(小手先のテクニックに走らない)
〇 AIに「意味が分かりやすい動画」を渡す
→小手先のYouTubeテクニックより、
「誰の・どんな悩みを・どう解決する動画か」を
一貫して作ることが、今まで以上に重要
そのためにやるべきことは、
・テーマを絞る
・誰向けの動画なのかをはっきり言う
・関連する動画同士をつなげる
・専門家ぶらず、分かりやすく話す
・見た目や話し方も、視聴者に合わせる
これが、
Gemini時代のYouTubeで個人が勝ちやすくなる基本戦略です。
YouTube初心者向けチェックリスト



今のYouTubeの傾向を踏まえたうえで、
YouTube初心者が「AIに意味が伝わる動画」を作るには、
下記の項目をやるといいよ!
| カテゴリ | 確認ポイント |
|---|---|
| ① チャンネル設計 | □このチャンネルは「誰の」「どんな悩みを」解決するかを一言で言える |
| □テーマが広すぎない(例:❌ ビジネス全般 / ⭕ 個人起業家の集客) | |
| □視聴者が「この人の動画を続けて見たい」と思える軸がある | |
| ② 動画1本ごとの基本 | □動画の冒頭で「◯◯な人に向けて話します」と明言している |
| □タイトル・話している内容・結論がズレていない | |
| □専門用語を使いすぎていない | |
| □「結論 → 理由 → 具体例」の順で話している | |
| □1動画=1テーマになっている(詰め込みすぎていない) | |
| ③ AIに評価されやすい構成 | □動画内で「なぜこの話が大事か」を言葉で説明している |
| □見終わったあと「次に何を見ればいいか」が自然に分かる | |
| □動画同士がつながる動線がある(次の動画を示している) | |
| ④ タイトル・サムネ | □バズ狙いの煽りすぎタイトルになっていない |
| □「誰の・何の悩みか」がタイトルから分かる | |
| □抽象的すぎず、内容と一致している | |
| ⑤ 投稿頻度の考え方 | □無理な毎日投稿を目指していない |
| □週1でも、同じテーマで積み上げる意識がある | |
| □1本バズるより、関連動画が5〜10本つながる構成を意識している | |
| ⑥ やらなくていいこと | □アルゴリズムの裏技探しに時間を使っていない |
| □タグや設定を完璧にしようとしすぎていない | |
| □登録者数を気にしすぎて内容がブレていない | |
| ⑦ 最重要マインドセット | □YouTubeを「集客テクニック」ではなく「信頼を積み上げる場所」と考えている |
| □AIではなく「未来の視聴者」に向けて説明する意識で話している | |
| □完璧さより「分かりやすく・素直に」を優先している |
よくある質問(FAQs)
- 本当に「YouTubeのアルゴリズムはGeminiが決めている」のですか?
-
いいえ、その言い方は正確ではありません。
YouTubeは、GeminiをベースにしたAIシステムを使って
動画の内容や文脈を分析していますが、
Geminiが単独でアルゴリズムを支配しているわけではありません。あくまで、
「おすすめを判断するための分析の一部にAIが使われている」
という理解が近いです。 - 「トラストスコア」という指標は本当に存在しますか?
-
「トラストスコア」という名前の公式指標は存在しません。
これはマーケッターの間で使われている通称です。ただし、
・スパムではないか
・実在する人間が運営しているか
・ガイドラインを守っているかといった点を評価する内部的な仕組みは、以前から存在しています。
- 新しいチャンネルは不利になりますか?
-
「新しい=不利」とは一概に言えません。
新規チャンネルでも、内容が分かりやすく、
視聴者に合っていればおすすめされる可能性はあります。ただし、
最初から不自然な投稿ペースや怪しい挙動をすると、
慎重にチェックされやすい可能性はあります。 - 最初から毎日投稿しない方がいいですか?
-
「毎日投稿=NG」という公式ルールはありません。
ただし、初心者の場合は、・AIが動画を理解する時間
・自分が無理なく続けられるペース
・大量に投稿しすぎてスパムと見られるリスクを回避するということを考えると、
2〜4日に1本くらいから始める方が安定しやすい、
という考え方もあります。 - 結局、いちばん大事なことは何ですか?
-
いちばん大事なのは、小手先のテクニックで
アルゴリズムを攻略しようとしすぎないことです。それよりも、
・誰に向けた動画なのか
・どんな悩みを解決するのか
・見た人が「見てよかった」と思えるかこの3点を、
毎回きちんと伝えることが、
今のYouTubeでは一番の近道です。
まとめ
ここまで、
「YouTubeのアルゴリズムはGeminiが決めているのか?」
「トラストスコアは本当にあるのか?」
といった、最近海外マーケッターの間で
よく見かける話について整理してきました。
結論から言うと、
噂のすべてが間違いというわけではありませんが、
かなり誇張されている部分も多い、というのが現実です。
YouTubeは、GeminiをベースにしたAIシステムを使って動画を分析しています。
しかし、それは「AIがすべてを支配している」という話ではなく、
あくまで 視聴者に合う動画を見つけるための補助 という位置づけです。
また、「トラストスコア」という名前の指標は公式には存在しません。
ただし、スパムかどうか、実在する人が運営しているか、といった点を確認する仕組み自体は、以前からあります。
だからこそ大切なのは、
噂に振り回されて小手先の対策を追いかけることではありません。
今のYouTubeで、確実に重要になっていることはとてもシンプルです。
・誰に向けた動画なのかが分かること
・何についての動画なのかが一貫していること
・見た人が「見てよかった」と感じる内容になっていること
これらを丁寧に積み重ねていくことが、
結果的にAIにも、視聴者にも伝わりやすいチャンネルを作ります。
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