【2025】Threadsアルゴリズム対策！投稿が伸びる条件をわかりやすく解説

今、Threadsが伸びています。

Threadsの月間アクティブユーザーは3億5,000万人を超えたと、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が2025年第1四半期の決算説明会で明らかにしています。

日本国内でも、利用者は1000万人を超えていて、1年で約142%増加し、今も成長中です。

皆さんの中にも、Threadsを試しにやってみた方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、

「なんで私の投稿、誰にも届かないの？」

とモヤモヤを感じている人もいるのではないでしょうか？

本記事では、直近のThreadsのアルゴリズムの仕組みと、どうすれば投稿がより多くの人に届くのか、その具体的なポイントをわかりやすく解説します。

既にThreadsをやっている人も、これから始める人も、「誰かに届く投稿がしたい」と思ったことがあるなら、今すぐチェックしてみてください。使えるヒントをお伝えします！

この記事のハイライト

・ThreadsはInstagram連携のSNSで、フォロー中の投稿が優先表示されるアルゴリズムに変更。フォロワーと深いつながりを作るのがカギ。

・「長い時間読まれているか」「コメントの質」など会話の深さが評価されるため、「あなたはどう思う？」と問いかけるなど、対話型の長文投稿が効果的。

・コメントにはしっかり返信し、会話を広げることで会話性が高まり、アルゴリズム評価が上がる。特に投稿直後のやりとりが重要。

・釣り投稿や短時間の連投は「スパム扱い」されるリスク大。AIが不自然な行動を検知するため、自然な頻度と質の高い投稿が重要。

・「おすすめ欄」に載せるには、意味のある会話が生まれる構成が必須。絵文字だけの反応よりも、具体的な意見や感想が有効。

直近のアルゴリズムのアップデートで気を付けることは？

最初に、直近のアルゴリズムのアップデートのポイントをお伝えします。（以前のアルゴリズムの情報については、こちらの記事をご参照ください）。

2025年6月までに起こった直近のアルゴリズムの大きな変更点は、2点あります。

「エンゲージメント・ベイトをしない」ということと、「おススメされる投稿は、フォローしている人の投稿が優先される」ということです。

エンゲージメント・ベイトをしない

「engagement-bait（エンゲージメント・ベイト）」とは、ユーザーの反応（いいね、コメント、シェア）を不自然にあおるような投稿を指します。

例えば、

• 「この投稿を見た人は全員いいねしてね！」
• 「いいねが100件に達したら発売します」
• 「『ほしい』とコメントした人の中から抽選で10名様にプレゼント」
• 「Aと思う人は『いいね』を、Bと思う人はシェアしてください」

こういった投稿のことです。

Instagram責任者 Adam Mosseri氏は、threadsの投稿で、こういう発言をしており、エンゲージメントベイトをしてしまうと、ペナルティを受ける可能性があります。

We’ve seen an increase in engagement-bait on Threads and we’re working to get it under control. More to come.

Threadsでは「エンゲージメント狙いの投稿（＝釣り投稿）」が増えてきているのを確認しており、現在その対策に取り組んでいます。今後、さらに続報をお知らせします。

日本語で言うと、「いいね稼ぎ / コメント稼ぎ」「釣り投稿」に近いです。こういった投稿はやめておいたほうがいいです。

Threadsは、「人の興味や会話が自然に生まれる投稿」を大切にしています。

エンゲージメントベイトや釣り投稿などが増えると、タイムラインが中身のない投稿でいっぱいになり、本当に見たい情報が流されてしまいますので、Threadsのアルゴリズムから嫌われます。

「ちゃんと読んでよかった」「参考になった」「笑えた」「共感した」など、
自然な気持ちで反応してもらえる投稿が、評価される時代になっているのです。

フォローしている人の投稿が優先される

もう一つの大きな変更点としては、おススメで表示される投稿が、「フォローしている人の投稿が優先させる」ようになったことです。

Threadsはこれまで、「知らない人の投稿」もたくさん見せていました。しかし、今は「あなたがフォローしている人の投稿」を優先して表示するように変えています。

Adam Mosseri氏は、threadsの投稿で、こういう発言をしています。

We are rebalancing ranking to prioritize content from people you follow, which will mean less recommended content from accounts you don’t follow and more posts from the accounts you do starting today. For you creators out there, you should see unconnected reach go down and connected reach go up.

今日から、あなたがフォローしている人の投稿が優先的に表示されるよう、ランキングの仕組みを調整しています。

これにより、フォローしていないアカウントからのおすすめ投稿は少なくなり、フォローしているアカウントの投稿がより多く表示されるようになります。

クリエイターの方々にとっては、「つながりのない人へのリーチ（unconnected reach）」が減り、「フォロワーへのリーチ（connected reach）」が増えるはずです。

これにより、今後のThreads対策で重要なのは、以下の3つのことだと考えられます。

フォロワーとの「信頼関係」がますます大事になる

今後は「知らない人に届くチャンス」が減ります。つまり、フォロワーとのつながりが強い人だけが表示されやすくなります。

そこで、

・「フォロワーの役に立つ投稿」「共感される投稿」を心がける

・いいねやコメントをくれた人にきちんと返信する

・一方的に売り込むのではなく、「会話」を大事にする
→コメント返信や共感のある投稿で信頼関係を築く

ということが求められるでしょう。

「フォロワーを増やす工夫」がこれまで以上に必要

対策として、

・フォローされやすいプロフィールを書く
→どんな人か、何を発信しているかがすぐ分かるように

・投稿をシリーズ化して「続きを見たい」と思わせる

・他の人の投稿にもコメントして、自然につながりを作る

といったことが効果的です。

「つながっている人」に向けた投稿がより重要になる

フォロワーとの対話（返信・いいね）を増やし、Connected Reachを高めることがThreadsが求めていることです。

そのため、あなたの投稿が「フォロワーにちゃんと届く内容なのか」をThreadsのアルゴリズムは見ています。

対策として、

・フォロワーが悩んでいそうなことをテーマに書く

・「あなたはどう思う？」と問いかけて、会話を生む

・投稿を見たフォロワーが「役立った！」と思ってくれる内容を出す

と言ったことが求められます。

Threadsの投稿が表示される3ステップと対策とは？

Threadsのアルゴリズムは、以下の3ステップで投稿の表示順位を決めています。それぞれのステップでポイントとなる対策を見ていきましょう。

ステップ1：投稿を集める（インベントリ）

まずは、あなたがフォローしているアカウントや、AIが「おすすめ」と判断した投稿が集められます。

もちろん、あなたの投稿もこの中に入りますが、「品質が低い投稿」や「スパム」と判断されたものは除外されてしまいます。

この段階で大事なのは、「会員規約に違反しないこと」です。これは大前提ですね。Threadsの利用ルール（Instagramと同じ）に反した投稿は、表示されづらくなります。

改めて規約を読んでおくといいでしょう。

「大量投稿」や「大量いいね」を短時間でしてはダメ

また、Threadsには「レートリミット（使用制限）」があります。短時間で「大量に投稿」「大量にいいね」をすると、スパムと見なされる可能性が高いです。

・自動化ツールやボットを使ってフォロー・投稿を繰り返す

・数分間で何百ものいいねやコメントを押す

・短時間で連続投稿・リプライを繰り返す

・同じハッシュタグで大量投稿して目立とうとする

・明らかに機械的なコメントを大量に投下する

・コピペ投稿で「いいね」反応稼ぎ（エンゲージメントベイト）

これらの行動は、アカウント停止や投稿削除、アカウント低評価度の使用制限を受ける可能性があります。こういった行動はやめておきましょう。

ステップ2：エンゲージメント予測

投稿を集めたあと、ThreadsのAIは、「この投稿に誰が反応しそうか」を予測します。

評価対象となるのは以下のような行動です：

・いいね、コメント、リポスト、シェアの数
→共感される内容にする。

・投稿を読んでいる時間が長くなる投稿か
→最初の1~2行で「続きを読みたくなる」書き出しにすると効果的。

・コメント欄で会話が広がるような投稿か
→質問を投げかける投稿をして、コメントで答えてくれた人に返信する
→絵文字でだけで答える人がたまにいるが、これは×。具体的な文章で返す。

・投稿者のプロフィールが見られているか
→上述した通り、得られるものが明確に分かるプロフィールにする。

・他の投稿にも移動したかどうか
→「昨日の投稿のつづきです」「詳しくは前回の投稿を見てください」といった投稿をする。

ステップ3：小さなテスト配信 → 拡散

あなたの投稿は、最初は少数のユーザーにだけ表示され、反応が良ければさらに多くの人に拡散されます。

この初動の反応が非常に重要で、人によっては「投稿から最初の1時間にどれだけエンゲージメントを得られるかがカギ」と考える人もいます。

よって、この段階の対策としては

投稿後すぐにコメントへの返信をしたり、保存やシェアを促す工夫をする

ということが有効です。

投稿の伸びを左右する5つの具体的ポイントとは

その他、Threadsで成功するための5つのポイントを解説します。

①長い文章で「意味のある会話」が生まれる投稿にする

Threadsで特に重要なのは、「読まれている時間」と「コメントの質」です。

読まれている時間が長いほど評価されますし、単なる「いいね」だけよりも、コメントされているほうが評価されます（そのコメントも、絵文字だけのコメントより、言葉のやりとりがあるほうが評価されます）。

だからこそ、「コメントが増える長文の投稿」を作ることが重要です。

たとえば、短い一文よりも、30秒かけて読ませる長文のほうが、相手の注意を引きつけやすくなります。そして、読者に質問するなど、「コメントのきっかけ」が生まれる投稿にするのです。

そしてコメントが本当にきたら、

・コメントにしっかり返信し、会話を広げる

・「ありがとう」だけで終わらせず、質問で返す

・投稿に質問や投票をつけ、会話のきっかけをつくる

こういった行動をとると効果的です。

② 投稿の「頻度」があなたのアカウントの評価を上げる

Threadsのアルゴリズムは「この人、活動してるな」と判断したアカウントを優遇します。

つまり、放置されているアカウントよりも、少しでも動いているアカウントが有利なのです。定期的に投稿を続けることで、アクティブアカウントとみなされやすくなります。

さらに、Threadsでは、「新しい投稿ほど目立つ」という特徴があります。とくに「おすすめ」では、直近で投稿された内容が優先的に出やすいのです。

なるべく新規の投稿を増やし、さらにトレンドや時事ネタに合わせた投稿をすると、より注目を集めやすくなります。

③ フォロワーにマッチした話題を選ぶ

Threadsの面白い特徴のひとつが、「あなたが誰とどんな関係を築いているか？」まで見ているという点です。

たとえば…

・よくやり取りしている人の投稿が優先して表示される

・いつも見ているジャンルの投稿（ファッション・副業・子育てなど）は出やすくなる

つまり、「あなたが誰に興味を持っているか」「どんな話題が好きか」によって、フィードの内容は変わるのです。

これを逆に活かせば、あなたが「フォロワーの興味に寄り添えば寄り添うほど、伸びやすくなる」ということです。

つまり、自分の投稿ジャンルをできるだけ明確にし、読者が反応しやすい「テーマ」にしぼって続けることが大事だということです。

④ ハッシュタグは内容とセットで使う

「タグをいっぱいつければ伸びるんでしょ？」

と、思っている人もいるかもしれません。しかし、関係のないハッシュタグをむやみにたくさん使っても、逆効果になることがあります。

Threadsでは、

・投稿の内容にぴったり合ったタグをつける

・今流行中のタグを調べて選ぶ

・3〜5個までにしぼる（多すぎるとスパム扱いも）

ということが効果的です。

たとえば「起業女子」「副業ママ」「読書好き」「SNSマーケティング」など、「あなたの投稿が誰のためのものか」をタグでも表現しましょう。

⑤ 投稿形式を工夫する

Threadsはテキストが中心のSNSですが、画像や動画も投稿できます。そして、どんな形式で投稿するかによって、受け取る側の反応も大きく変わってきます。

• 動画投稿： スクロール中にパッと目にとまりやすい
• 画像投稿： イメージで伝える力が強い。感情に響きやすい
• テキスト投稿： 内容勝負。共感・学び・問いかけがキーワード

⑥ コラボや引用が伸びる鍵

あなたがどんなに良い投稿をしていても、まったく誰とも交流していなければ、広がりは限られてきます。

逆に、影響力のある人や、テーマが近い人と関わることで、一気にリーチが広がることもあります。

「自分の場所だけで頑張る」のではなく、「他の人のフィードにも、ちょこっとおじゃまする」感覚で、こちらから絡んでみましょう。

・インフルエンサーの投稿に丁寧なコメントを残す

・投稿を引用して自分の意見を足す

・リポストやシェアで存在をアピールする

⑦ 自分のデータを分析する

「自分のデータを分析すること」で伸びる投稿が見えてきます。これが、Threadsで成長するためには欠かせません。

たとえば、どの投稿が新しいフォロワーを呼び込んだのか、どの投稿が反応を集めたのか、そうしたデータを見ることで、今後どんな投稿をすればいいのかが分かります。

これは、Threadsの「インサイト」という機能で簡単に見られます。この機能は、2024年8月に初めて導入され、2025年1月にはスマホでも使えるようになりました。

インサイトで知ることができるのは、以下の情報です。

・閲覧
→合計閲覧数（フォロワー、フォロワー以外）

・インタラクション
→合計インタラクション数（フォロワー、フォロワー以外）
→アクション別（いいね！、返信、再投稿、引用の数）

・フォロワー
→フォロワー数の推移
→地域別の割合
→年齢別の割合
→性別別の割合

この機能は、下記のやり方で使えます。

・スマホ：プロフィール画面の右上にある縦三本線のアイコンをタップ
・パソコン：左下のメニュー画面の二本線をクリックして「インサイト」をクリック

よくある質問（FAQs）

フォロワーが少ない場合でも投稿は伸びますか？

可能です。Threadsはフォロー中の投稿を優先する仕様に変わりましたが、「共感される」「会話が生まれる」投稿はおすすめ欄にも表示されるチャンスがあります。

まずは今いるフォロワーとの信頼関係を深めることが大切です。

エンゲージメントベイトって何ですか？

「いいねしてね！」「コメントしてくれた人にプレゼント！」といった反応をあおるような投稿のことです。現在のThreadsではスパム扱いされる可能性が高く、アルゴリズム評価が下がるので注意が必要です。

コメントが来たら、どのくらい早く返信した方がいいですか？

投稿直後のやりとりが特に重要です。人によっては「1時間以内に返信するといい」と主張するマーケッターもいます。なるべく早く返信して会話をするとアルゴリズムの評価も上がります。

もちろん、スピードだけでなく「丁寧な返信」も大切です。

まとめ

Threadsのアルゴリズムは、「見せかけのいいねの数」よりも「質」、そして「会話の深さ」を重視する時代へと進化しています。

釣り投稿や過剰な連投ではなく、「共感」「対話」「信頼」を軸にした発信が、これからのスタンダードです。

特に意識したいのは、

・フォロワーとの関係性を深める投稿

・コメントへの丁寧な返信

・会話が生まれる問いかけ

・アルゴリズムに嫌われない投稿の「自然さ」

です。

今日の投稿から、小さな見直しをはじめてみましょう。あなたの言葉が、きっと必要とされる誰かに届いていきます。

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