【2025年7月】インスタ投稿がGoogle検索に表示！最新のインスタSEO解説

2025年7月10日から
Instagramの「全てのプロアカウント（18歳以上）」で
「公開設定」になっている投稿は、Googleなどの検索結果に表示されるようになりました。

インスタグラムの投稿がGoogleの検索結果に表示されるようになったことで、
より多くの人の目に触れるチャンスが増え、フォロワーや顧客を増やすきっかけになります。

この記事では、
インスタでもGoogleでも検索結果の上位に表示されるためのポイントを解説します。

この記事のハイライト

・2025年7月10日から、
　Instagramの全てのプロアカウント（18歳以上・公開設定）が投稿したリールや通常投稿が
　Googleにインデックスされるようになった。

・これにより、Instagram投稿がInstagram内だけでなく、
　Google検索からも見つけてもらえるようになり、集客や認知拡大のチャンスが広がる。

・インスタSEOで重要になるのは、キャプションやプロフィールなどに検索キーワードを含めること。
　特にキャプションは、インスタCEOも「重要」と発言している。

・そして、検索キーワードを含めるには、自分の顧客のペルソナを明確にし、
　彼らが検索しそうなキーワードを見つけること。

・動画の字幕や投稿の画像に代替テキスト（altテキスト）を入れるのも大事。

7/10から全プロアカウントのインスタ投稿がGoogle検索に表示される

2025年7月10日から、Instagramの全てのプロアカウント（18歳以上）の公開投稿が、
Googleなどの検索エンジンに自動でインデックスされるようになりました。

つまり、あなたの写真、動画、カルーセル投稿、リールが、
Googleの検索結果に表示される可能性が出てきました。

最近更新された、公式のHelp Cetnreにはこう書いてあります。

Instagram は通常、Google や Microsoft Bing などの検索エンジンに対し、ユーザーのストーリー、
リール、投稿、ハイライトに含まれる写真や動画をインデックスしないよう要請しています。

しかし、以下の条件をすべて満たすアカウントについては、
2020 年 1 月 1 日以降に公開リールや投稿としてアップロードされた写真や動画を
検索エンジンがインデックスすることを認めています。

例えば、「渋谷　カフェラテアート」と検索すると、
インスタの投稿が検索結果に出てきています。

今回、公式にアプリ内で
「プロアカウントのインスタの投稿はGoogle検索に出ます」と通知したことで、
より多くの人が気づいて、インスタにおけるGoogle検索を行うことが予想されます。

SeoZOOMの記事によると、
イタリアでは、66万以上のキーワードでインスタの投稿がGoogleに表示され、
そのうちの約60万がリールで、検索上位（4位が最多）に入った事例もあるそうです

インスタのプロアカウントとは？

Instagramのアカウントには、
「個人アカウント」と「プロアカウント」があります。

個人アカウントは、普通にインスタを使うときに
最初から設定されているアカウントです。

プロアカウントは、個人アカウントよりも、
ビジネスに便利な機能が使えるようになる設定のことを言います。

使えるのは、個人起業家やクリエイター、会社・お店など、
インスタをビジネスで使いたい人たちです。

「プロアカウント」は有料プランのことではないので、
プロアカウントに切り替えても追加料金は発生しません。

プロアカウントを使用して広告を配信する場合は、
配信量に応じて広告費が発生します。

プロアカウントには、2つのタイプがあります：

• クリエイターアカウント：個人やインフルエンサー、クリエイター向け
• ビジネスアカウント：会社やお店、団体向け

どちらかのアカウントに切り替えることで、
次のような機能が使えるようになります：

• フォロワーの年齢層やアクティブな時間帯がわかる
• 投稿ごとの反応の数字が細かく見られる
• 広告を出せるようになる（※広告は出した分だけ費用がかかります）

あなたがインスタでビジネスをしたいなら、
プロアカウントに切り替えたほうがいいです。

さらに、今は、プロアカウントにすることで、
あなたのインスタの投稿がGoogleなどの検索エンジンに表示されますので、
より集客のチャンスが広がっているのです。

インスタ投稿がGoogle検索に出る条件

あなたのインスタの投稿がGoogleなどの検索エンジンに表示されるには、
次の3つの条件を満たす必要があります。

・アカウント所有者が現在 18 歳以上である

・アカウントが現在公開設定である

・アカウントが現在プロアカウントである

一度これらの条件を満たすと、そのアカウントが公開リールや投稿で共有した写真や動画は、
18 歳になる前にアップしたものも含め、すべて表示される可能性があります。

※ストーリーは表示されません。

Google検索に表示されないように設定するには

インスタの投稿をGoogle検索などに表示されたくない場合は、設定を変える必要があります。

・アカウントのプライバシー設定で「検索結果に表示」をオフにする

・アカウントを非公開（プライベート）に切り替える

・アカウントをプロから個人用に切り替える

ただし、設定を変えたらすぐに表示されなくなるとは限りません。

公式ページには下記のように記載されています。

第三者の検索エンジンがあなたのコンテンツを検索結果から削除し、
表示をやめるまでには時間がかかることがあります。

アカウントを削除しても、ユーザーネームやプロフィール写真、自己紹介文などのプロフィール情報が
検索結果に残る場合があります。

第三者の検索エンジンがいつ、または本当にあなたのコンテンツを削除してくれるかを
Instagram が保証することはできません。

Google の検索結果から画像を削除する方法は Google ヘルプセンターで、
Microsoft Bing で検索結果をブロックする方法は同社のウェブサイトで確認できます。

インスタSEOとは？

インスタ SEOとは、ユーザーが検索時に入力するキーワードに合わせて、
あなたのインスタの投稿が見つかりやすくなるように工夫することです。

インスタ上でユーザーがあなたのビジネスに関連する言葉で検索した際、
あなたのアカウントや投稿が検索上位に表示されるための対策のことを意味します。

実際、Hootsuiteが実施した調査では、
SEOを意識したInstagram投稿は、そうでない投稿と比べて
30%多くの反応（エンゲージメント）を得られたという結果も出ています。

しかし、今後のインスタは、
Googleなどの外部検索エンジンにおいても有効に働くことになります。

今後は「インスタSEO」という言葉は、「インスタで上位表示される対策」だけでなく
「Googleなどで上位表示される対策」という意味合いも出てくるでしょう。

インスタ内だけでなく、
Googleなどの検索エンジンでも評価される投稿をすることで、
あなたのビジネスのチャンスが広がるんです！

今後は「インスタSEO」の重要性は高まるでしょう。

インスタSEOの基本を解説

検索してほしいペルソナを設定しよう

InstagramでSEO対策を行ううえで、
最も大切なのは「どんな人に届いてほしいのか」を明確にすることです。

つまり、あなたの顧客のペルソナ（理想のフォロワー像）をはっきりさせることが、
すべての起点になります。

なぜなら、検索されやすく、見つけられやすいアカウントを作るためには、
ペルソナが使う言葉を知っておく必要があるからです。

たとえば次のようなことを考えてみてください。

・あなたの理想の見込み客は、どんな悩みを持っているのか？

・その悩みを解決したくて、どんなキーワードで検索するのか？

・商品やサービスにたどり着くまでに、どんな検索行動をしているのか？

これらを深く理解していれば、
その人たちの検索ワードに合わせた投稿やプロフィールづくりが可能になります。

そして、ペルソナ像を明確にすればするほど、投稿に込める言葉選びも変わってきます。

たとえば、あなたが35歳以上の個人起業家をペルソナにしているなら、
Z世代が使うようなネットスラングは避けた方が良いでしょう。

それは、あなたの届けたい相手にとってピンと来ないどころか、
むしろ違和感や拒否感を持たれてしまう可能性があるからです。

また、年齢や住んでいる地域、学歴、既婚・未婚、職業、
さらには検索時の言葉の選び方まで、すべてがペルソナによって変わります。

逆に言えば、ペルソナが明確であればあるほど、
インスタで届けるべき言葉も見えてきて、検索結果で見つけてもらえる確率も上がります。

インスタSEOは、「誰に届けたいのか？」を描き切ることが最初の一歩です。

※ペルソナ設定について深く知りたい方は下記の記事をご参照ください↓

ペルソナが検索しそうなキーワードを探そう

ペルソナを決めたら、次にやることは
「その人たちがどんな言葉で検索しているのか」を探します。

色々な方法がありますが、
その1つは、「競合を調べるという」ことです。

同じジャンルのアカウントを見て、どんなキーワードが使われていて、
どの投稿が反応がよいかを調査するのです。

ただし、同じジャンルのアカウントでも、
狙っているペルソナが異なる場合があります。

より、自分のペルソナが使いそうなキーワードを
細かく具体的に調べたいときには、「ツール」を使うといいでしょう。

ツールを使おう

そのキーワードを効率よく探すには、オンラインツールの活用がとても便利です。

例えば、次のツールを使うといいでしょう。

例えば、「ChatGPT」は使いやすいツールです。

すごくシンプルなプロンプトでも、
実際の検索に使われやすい言葉を一覧で出してくれます。

たとえば、

「あなたはSEOの専門家です。ペルソナは○○、投稿のテーマは○○です。
このペルソナが検索しそうなキーワードやフレーズを20個教えてください。」

みたいなプロンプトを入力するといいでしょう。

それを投稿文やキャプションに自然な形で取り入れれば、
検索結果の画面で、あなたの投稿が表示されやすくなります。

また、次のような無料のオンラインツールも併用して使うといいでしょう。

※ラッコーキーワードをもっと知りたい人は下記の記事をご参照ください↓

※Googleトレンドをもっと知りたい人は下記の記事をご参照ください↓

インスタCEOが強調していた4つのポイントを抑えよう

InstagramのCEO、アダム・モセリは
「2025年のインスタ対策」について語ったインタビューで、
次の発言をしています。

Q: キャプション・音声・映像・コメントなど全部が影響しているのですね？

A: はい。現時点では、キャプションの影響が一番大きくて、
その次が動画、その次が音声、そしてコメント、という順番です。

しかし、すべての要素を正しく理解できるようになれば、それぞれの比重は変わっていくと思います

つまり、現時点ではアルゴリズムが見るのは次の4つで、重要な順にこうなります。

キャプション＞動画＞音声＞コメント

よって、この4点に自然な形でキーワードを入れられるところに入れる、
というのが重要になります。

インスタもGoogleも喜ぶSEO対策をしよう

上記も踏まえて、インスタもGoogleも喜ぶSEOのポイントをお伝えします。

キャプションにキーワードを入れよう

これは、上述のインタビューでもあるように、最優先で見られます。

投稿のキャプションに関連するキーワードを入れると、
インスタグラム側が内容を理解しやすくなり、
検索結果やおすすめ欄に表示されやすくなります。

GoogleのSEO対策としても、
自然な形でキーワードや関連語句を入れておくことが大切です。

動画に字幕をつけよう

画面上の文字や映像も分析対象になります。
動画には字幕を付けておきましょう。

また、インスタの動画は、音を出さずに見る人も多いため、
字幕をつければ、音声がなくてもメッセージがしっかり伝わります。

注意点としては、
動画に内容と関係ない文字情報を入れないことです。

アルゴリズムは動画全体を見るのではなく、
ところどころを「スクリーンショット」のように切り取って分析します。

画面がごちゃごちゃしていたり、
内容に関係ないTシャツや小道具が映っていたりすると、
その情報も読み取ってしまいます。

極端な話をすれば、
Tシャツにでっかく「酒」という文字があると、

アルゴリズムは「この動画は酒に関する動画か？」と
勘違いする可能性があるということです。

内容が伝わりづらくなり、SEOにもマイナスになり得ますので、
動画には内容に関連する文字情報だけ載せるようにしましょう。

音声でキーワードを言おう

音声付きのリールでは、
声に出している言葉もアルゴリズムが解析します。

投稿内容を説明するような言葉を入れて、
キーワードを入れられるところは入れておきましょう。

コメント欄に（入れられるところは）キーワードを入れよう

インスタフォロワー792,000人のインスタコーチBlock Johnsonは、
役立つプロのテクニックとして「自分の投稿に自分でコメントを入れる」
という方法を自身の動画で説明しています。

何回も入れる必要はありません。1回だけでもOKです。

例えば集客を教えている人のインスタ投稿で、
集客に関するキーワードが入ったコメントがあれば、

アルゴリズムは「これは集客に関する投稿だ」という風に
その投稿を認識してくれます。

そして、コメントがついていることで評価が上がり、
集客に関する検索をしている人にこの投稿が表示されやすくなる、
という効果が見込めます。

とはいえ、
キーワードをコメントに無理に入れ込もうとすると
不自然になる場合もあるでしょう。

よって、無理に入れるというよりは、
「入れられるときは入れる」というぐらいの感覚が
望ましいでしょう。

キーワードじゃなくても
質問を書いて会話を始めたり、ちょっとした内輪ネタや、
動画に関連したひと言を足すことはおススメです。

画像に代替テキスト（ALTテキスト）を入れよう

Instagramで見落としがちなSEO対策のひとつが
「代替テキスト（Altテキスト）」です。

もともとは視覚に障がいがある方が
画像の内容を把握できる機能として設けられたものですが、

実はGoogleやInstagramが画像の内容を理解し、
検索結果に表示するための重要な手がかりにもなっています。

GoogleやInstagramは、代替テキストに記載された言葉を元に
投稿の内容を理解し、検索表示に活用します。

ポイントは2つです。

ただし、SEO目的で無理にキーワードを詰め込むと、
本来の「目が見えにくい方が内容を理解するためのサポート」という
目的を損なう恐れがあるので注意が必要です。

あくまで、自然な形でキーワードを入れましょう。

プロフィールにキーワードを入れよう

Instagramで発見されやすくなるためには、
投稿だけでなくプロフィールもSEOの重要な要素です。

とくに大事なのは、「名前」にキーワードをいれることです。

①ユーザーネーム（@ハンドル名）

ここはGoogle検索にも強く反映される部分です。

ブランド名や個人名だけでなく、業種や専門分野を含めたキーワードも一緒に入れておくと、
検索にヒットする可能性がぐっと高まります。

例：
@TokyoBakery_Japan（東京のパン屋さん）
@Ayaka_YogaCoach（ヨガ指導者）

また、名前以外のプロフィールの本文は、
現在のところInstagram内でもGoogleでも直接検索対象にはなっていません。

ただし、アルゴリズムが「どんなアカウントか」を判断する際の参考にはなりますし、
将来的にここも検索対象化になる可能性はありますので、
今のうちに自然な形でキーワードを入れておくことは有効です。

内容としては、

• 自分がどんな人なのか
• どんな投稿をしているか
• どの地域で活動しているか

を簡潔に、ペルソナに向けた言葉で表現すると良いでしょう。

ハッシュタグをキーワードにしよう

ハッシュタグにもキーワードを入れておくことで、SEO効果が見込めます。

ただし、ハッシュタグはそのものは、インスタでの優先順位は低くなっています。

インスタCEOのアダムモッセリは、上述した動画のインタビューで下記の発言をしています。

多くの人が「ハッシュタグでリーチが増える」と思っていますが、正直に言うと、
今はそこまで効果があるわけではありません。

ハッシュタグ自体は好きですが、リーチを増やす「主な方法」ではないんです。

よって、インスタでリーチが増えることを期待するよりは、
Googleで検索上位になるために「少しキーワードを入れておく」ぐらいで
とどめておくといいでしょう。

地域密着型のビジネスなら「地域名」をしっかり入れよう！

お店を構えていたり、特定の地域で活動している方は、
Instagramのプロフィールに「地域名」を入れることで、
近くの人に見つけてもらいやすくなります。

たとえば「表参道の美容室」や「札幌のパン屋さん」など、
場所をはっきり書くことで地元の検索にも強くなります。

もしビジネスアカウントを使っているなら、
Instagramの「連絡先オプション」から国・都市・住所を登録しておくと、
地域を絞った検索でもアカウントが見つかりやすくなります。

そして、地域に関係する投稿をするときには、位置情報を追加しておきましょう。

「地元のお祭り」「近くのカフェでの打ち合わせ」「店舗イベント」など、
実際の場所に関する投稿は、地域の人に見つけてもらえるチャンスになります。

よくある質問（FAQs）

インスタの投稿がGoogle検索に出る条件は？

以下の3つの条件を満たす必要があります：

①アカウント所有者が18歳以上

②プロアカウント（ビジネスまたはクリエイター）である

③アカウントが公開設定になっている

Google検索に表示されたくないときはどうすればいいですか？

次の方法で非表示にできます：

・アカウントのプライバシー設定で「検索結果に表示」をオフにする

・アカウントを非公開（プライベート）にする

・アカウントを個人用アカウントに戻す

ただし、検索結果から完全に削除されるまで時間がかかることがあります。

インスタSEOって何ですか？

インスタSEOとは、Instagram内外であなたの投稿やプロフィールが
検索結果に表示されやすくなるように工夫することです。

特に、ユーザーが検索するキーワードを意識して、
キャプションやプロフィールなどに適切に盛り込むことで、検索に強いアカウントを目指します。

インスタSEO対策でまずやるべきことは何ですか？

最初にすべきは「ペルソナ設定」です。

つまり、「誰に届けたいか」を明確にし、
その人が検索で使いそうなキーワードを見つけ、それを投稿やプロフィールに活用していきます。

プロアカウントって有料ですか？

いいえ。無料で切り替え可能です。
料金がかかるのは広告出稿などオプション利用時のみです。

まとめ

Instagramは、もはや投稿を「ただ楽しむ場」ではなく、
ビジネスの成果につなげるための検索プラットフォームになっています。

特に、2025年7月からは全てのプロアカウントで
Instagramの投稿がGoogle検索にも表示される時代に突入しました。

つまり、これからは「いい投稿をする」だけでなく、
「検索される投稿を設計する」ことが、アカウント成長のカギになります。

そのために必要なステップは、難しいことではありません。

・誰に届けたいか（ペルソナ）を明確にする

・その人が検索で使いそうなキーワードを調べる

・キャプション・プロフィール・代替テキストなどにキーワードを自然に入れる

・プロフィール名やユーザーネームも、検索されやすいワードに調整する

・必要に応じて位置情報や地域名を取り入れる

インスタSEOは、今すぐ結果が出るものではありません。

しかし、コツコツ積み重ねることで、
投稿しなくても見つけてもらえる「資産型アカウント」に近づいていきます。

今このタイミングで、SEOの基礎を整えておくことで、
半年後・1年後の反応数、フォロワー、ビジネス成果がまったく違ってきます。

まずは「誰に届けたいのか？」をじっくり考えてみましょう。

そして、あなたの情報が、
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