🔰リサーチャーまるお2025年12月16日にインスタのアルゴリズムが
ガラッと変わるって噂は本当ですか？
集まる集客®リサーチャー田上倫之本当だよ。正確にはプライバシーポリシーの変更だけど、
それがインスタのおススメアルゴリズムにも影響するんだ。
この記事で分かりやすく解説するね。
✅ 投稿しても「誰に届いているのか分からない」と感じている
✅「12/16のアルゴリズム変更が来る」と聞いて不安だけど、何を準備すればいいか分からない
✅フォロワー数は増えても、売上や問い合わせにつながらずモヤモヤしている
✅小規模アカウントでも戦えると言われるものの、具体的に「どう戦えばいいか」が分からない
✅集客動線が機能してないと感じているけれど、何を直せばいいのかわからない
2025年12月16日、Instagramは静かに大きな転換点を迎えます。
Meta AIとの会話内容が、今後あなたの「おすすめ表示」に反映されるようになり、
Instagramは「フォロワー数より、誰の悩みに応えるか」が重要な時代へと進みます。
ただし、このアップデートについて
色々なマーケッターが誇張して、煽っているため、
不正確な情報もネットに出回っています。
この記事では、このアップデートの本当の意味と、
アップデートに関する正確な情報、
そしてこれからの発信に必要なポイントを分かりやすく解説します。
この記事のハイライト
・2025年12/16以降、
Meta AIとの会話内容が「おすすめ表示」の判断材料に追加される予定。
Instagramは「フォロワー数より興味シグナル」が重視される時代へ。
・Meta AIは公開投稿を学習データとして扱うため、
専門性と一貫性のある投稿を増やすほどAIに認識され、
おススメに投稿が表示される可能性が高まる。
・Meta検索AI対策（Meta AIに「理解されやすい」投稿設計）を今のうちに始めることが重要。
「誰のどんな悩みに答えるのか」を明確にした発信は、AI時代に強い資産になる。
・ユーザーの興味シグナルと、あなたの専門性が一致した瞬間に、おすすめ表示されやすくなる。
発信テーマを明確にするほど、AIが「このテーマの専門家」と判断し、マッチング精度が高まる。
・カルーセルのような構造化された投稿は、AIに理解されやすく有利。
Meta AI検索時代では「1投稿1テーマ」「質問に答える投稿」が強くなる。
・リールは新規層へ広がりをつくり、
カルーセルは専門性・信頼構築・AI解析に強い。
Instagramは“リール＋カルーセルの二刀流がベストと思われる。
12/16のアルゴリズムの変化とは
Instagramを運営するMetaは、
2025年12月16日にFacebook・Instagram・Messenger・WhatsAppを含む
全体のプライバシーポリシーを12月16日に更新 します。
最も大きな変更点は、
というものです。
今までは、あなたのインスタアカウントで
どんな投稿が表示されるかは、主に、
- 何に「いいね」したか
- 誰を「フォローしたか」
- 検索履歴の内容
- 滞在時間（どんな動画を長時間見たか）
- 過去にどんな広告をクリックしたか
といったシグナルで決められていました。
今回、2025年12月16日のアップデートでは、
が、新しい要素として扱われるようになります。
具体的には、
・Meta AIに旅行の相談をした
→旅行系の投稿や広告が表示されやすくなる
・Meta AIに登山について質問した
→ 登山グループ、友人の登山投稿、登山靴の広告が表示されやすくなる
という風に影響します。
AIとの会話内容が、
「あなたが何に興味を持っているか」を示す
新しい行動シグナルになるイメージです。
アップデートのメリットは？
このアップデートにより、
ユーザー側のメリットとしては、
というメリットがあります。
そして、インスタで発信する
クリエイター・マーケッター側のメリットとしては、
というメリットが期待できます。
公式ページに書いてあることは？
実際の公式ページには、下記の内容が書いてあります。
私たちはMeta AIや他のAI機能を使って、
Metaの全てのプラットフォームであなたの体験をより良くしようとしています。
近いうちに、Meta AIとのやりとりをもとに、
投稿やリールなどのコンテンツや広告の表示を、よりあなた向けに調整していく予定です。
この変更については来週から通知とメールでお知らせし、
実際の反映は12月16日から始まります。
たとえば、AIとの音声チャットやテキストでの会話があれば、
私たちは、あなたがどんなことに興味を持っているかを、
投稿に「いいね」したり、リールを上げたりするのと同じように理解できるようになります。
もしあなたがAIに「登山について」話したとすると、
あなたが登山に興味があると判断し、登山グループのおすすめや、
友達の登山投稿、登山靴の広告などが表示されるかもしれません。
また、表示される投稿の内容や広告は、自分で調整することもできます。
Ads Preferences などの設定ツールを使えば、表示される広告やコンテンツはいつでも調整できます
ただし現時点では日本でMeta AIは使えない
ただし、MetaのAIチャットであるMetaAIは、
2025年11月現在では、正式には「日本ではまだ使えません」
（VPNを使って利用することはできました）
日本でいつからMeta AIが利用可能になるかという
具体的な「時期」は、公式資料に明記されていないのです。
また、今回のアップデートの
「Meta AIとのチャット内容がおススメ・広告アルゴリズムに反映される」というのも
日本も対象地域かどうかは、明確に言及されていません。
「12月16日から開始」という資料には「most regions（大多数の地域で）」と書いてありますが、
「日本がその『大多数の地域』に含まれるか否か」も明言されていません。
「Meta AIが使えない除外地域」として挙げられた「イギリス・EU・韓国」に
日本は含まれていないので、「おそらく日本でも導入されるのでは」と予測されますが、
だからといって日本が含まれるという明確な言い方もされていません。
今のところは、当日になってみないと分からない状態です。
ですから、
「12月16日からアルゴリズムがガラッと変わる」と噂はされてますが、
あくまでそれは「Meta AIが日本に導入されたら」という前提であり、
厳密にはそれはまだ未確定です。
ただし、
インスタ自体はこのアップデートの方向性で運営されていくと思われます。
それを見越して、
「今の内からこういうことをやっていくといいのでは」と思われる対策を
この記事で解説していきます。
その他のポイント
その他に特筆する点としては、以下のことが挙げられます。
完全なオプトアウト（除外）は不可
今回のアップデートが完了すると、
「AIチャットの内容をアルゴリズムに反映させないようにする」のは不可能になります。
Meta AIを利用したユーザーは、AIとの会話データを完全に除外することはできません。
広告の設定は調整できますが、AI会話データの処理自体は続けられます。
センシティブな話題は除外
宗教、健康、政治、性的指向といった話題についてAIと話しても、
それらは広告のターゲティングには使われないとMetaは説明しています。
ただし、これらの会話が保存されたり、
製品の改善目的で内部的に利用される可能性はあります。
アプリ間データ統合
Facebook、Instagram、WhatsAppなどのアカウントを連携している場合、
あるアプリのAIチャットの内容が、
別のアプリでの広告やおすすめ表示に影響する可能性があります。
つまり、FacebookでAIチャットを使ったら、
その会話の内容を元にインスタで表示される投稿が変わる、
ということがあり得ます。
12/16のアルゴリズム変更に関わる色々な誤解
今回のアップデートで色々なマーケッターから
「インスタアルゴリズムがガラッと変わる！」という話がでています。
その中には「誇張しすぎ」「解釈を拡大しすぎ」と思われる噂もありますので、
色々な噂を検証し、より正確な情報を解説します。
×Instagramのアルゴリズムが完全リニューアルされる
12月16日で「アルゴリズムが完全に変わる」という噂がありますが、
これは間違っています。
今回のアップデートは
×アルゴリズムを全部作り直す
× AIがすべてを支配するようになる
といった、全面リニューアルではありません。
今回の変更は、
○ 今のアルゴリズムに「AIチャットとの会話データ」という新しい行動シグナルを追加する
○ ユーザーの関心をより正確につかめるようにする
という、小さいけども重要なアップデート です。
「12月16日のアップデートでアルゴリズムが全部変わります！」
みたいな噂もネットで流れてましたが、そうではありません。
これまでのおススメのアルゴリズムに、
新たな要素が加わるだけです。
それ以外は、今まで通りのアルゴリズムです。
アルゴリズム自体は変わりません。
×インスタのAIチャットで「どんな動画が好き」か聞かれる
また、「12月16日」のアップデートで
インスタのAIチャット機能 が導入されて、
ユーザーに対してAIが
「この画像は興味ありますか？」
「どんな動画が好きですか？」
と尋ねてくるようになる、
という噂もありますが、これは不確定です。
今の実際のMeta AIはChat GPTと同じようなもので、
向こうから何かを提案してくることはありません。
また、12月16日のAIアップデートについて書いてある、
Meta公式ニュースルームの一次資料にも、
「画像を見せて『興味ありますか？』と聞いてくるインスタAIチャット」という
具体的な表記は描いてありません。
もし実装されていれば専門レビューや仕様紹介で
紹介されている可能性が高いのですが、
現時点ではそういったものも見当たりません。
×AIで投稿内容を作っている人は終わりなのか？
さらに、この12/16のアルゴリズム変更によって
・「AIで投稿を作っている人は終わり」
・「インスタがAI生成コンテンツを抑制する」
といった主張も見られましたが、
Meta公式発表を精査すると、
「AIで作ってあるから抑制する」 と明言した情報は存在しません。
問題なのは「AIだから」ではなく「質が低いから」です。
AIで作ることが悪いわけではありません。
AIに作らせることで、
似たような投稿を量産するのがよくないのです。
AIに「同じ指示（プロンプト）」を与えれば、
誰でも同じような投稿になります。
すると、
という問題が起きます。
AIが問題というよりは、
こういう「オリジナリティがない」のが問題なのです。
インスタはオリジナルを評価する
インスタはコピーではなく
オリジナルのコンテンツを評価します。
これは、公式ページに書いてあります。
ここでいう「オリジナルではない」コンテンツとは、
他人の文章・写真・動画を何度も使い回すような投稿のことです
自分で作成したのでも大幅に手を加えたのでもない、
他のInstagramユーザーのコンテンツを
繰り返し(過去30日間に10回以上)投稿しているアカウントは、
コンテンツをおすすめする場所に表示されなくなります。
逆に言えば、
Meta は、コメントを加えたり、リアクション動画にしたり、
自分の創意工夫を加えたりしている投稿については問題視していません。
パクリはダメですが、
自分の意見や見解、工夫を加えているものはOKです。
AIに作らせたコンテンツも
「AIに作らせたから悪い」のではなくて、
AIに作らせたとしても、
そこに自分ならではの価値をつければいいのです。
×プライベートなDMがアルゴリズム学習に使われる
2025年12月16日に予定しているプライバシーポリシーの更新で、
「Metaはユーザーが送るすべてのDMを読み、それらのデータをAIの学習に使う」
という噂がネットで出回りました。
これは完全な誤情報です。
Metaの広報担当者は、
ファクトチェックメディア Snopes の問い合わせに対し、
次のようにメールで回答しています。
「今回の更新はDMとはまったく関係ありません。
AIとのやり取りをどのように使うかに関するものです。」
さらに、
「友人や家族とのプライベートメッセージが
AI学習に使われることはありません。
あなた本人、またはチャット相手が自らAIにその内容を渡さない限り、
AIがそのメッセージを見ることはありません」
と明言しています。
さらに、
「この問題は12月16日の更新で新しく始まるものでもありません。」
と言ってます。
つまり、DMは以前と同じく保護されており、
AI学習の対象になったことも、これからなる予定もない、
と言っています。
12月16日に予定されているプライバシーポリシー更新は、
「ユーザーがMeta AIと交わす会話内容を投稿や広告の表示の基準に反映させる」
というものであり、DMとは無関係です。
今後の予測される時代の傾向
🔰リサーチャーまるお12月16日のアップデート以降、インスタはどうなるっすか？
集まる集客®リサーチャー田上倫之時代が変わって、インスタでとるべき戦略が変わると言われてるよ。
どういう風に変わるかを見て行こう！
煽り投稿の効果が薄くなる可能性がある
MetaがAIとのやりとりを参考に、
「誰に・どんな投稿を見せるか」をより精密に選ぶようになることで、
これまでのSNS運用の常識が変わる可能性があります。
これまでは、
・フォロワー数
・リーチの大きさ
・数字だけをアピールする投稿
などが人の目に入りやすく、アルゴリズムもその動きを拾っていました。
だからこそ、
「フォロワー◯万人！」
「リーチ◯万！」
「月収◯千万！」
といった「数字だけの投稿」が大きく見えてしまっていました。
しかし今後は、AIとのやり取りによって
「その人が何を求めているか」がより正確に反映されるため、
投稿の評価軸が大きく変わる可能性があります。
フォロワー数が多くても、投稿の中身が薄ければ届きにくくなり、
逆に小規模アカウントでも、必要な人に刺されば伸びる時代になるでしょう。
Meta の公式発言から読み取れるのは、
「『興味がある人に届けること』が重要」
「個々の興味に合う投稿が優先される」
ということです。
逆に言えば、フォロワー数が多くても
興味がある人に届けてなければ評価されない、と言えるでしょう。
Instagramは今、
「フォロワーの多さの時代」から
「必要な人に刺さる投稿が勝つ時代」へ
本格的に舵を切りはじめています。
つまり、
という方向性です。
さらに、アルゴリズムの性質として、
・今後のAIは 「具体的な質問の答えになる投稿」 を評価しやすく、
・抽象的・煽り系投稿は 「問題解決性が弱い」ため、評価されにくい
という特徴があります。
このため、
結果的に「煽り投稿が伸びにくくなる」可能性は高くなり、
逆に、
読者の本当の悩みに応える投稿は、
必要な人にだけ深く届いていきます。
「バズる」よりも「必要な人に届く」時代になる
今後は「バズる」ということがなくなっていくでしょう。
Meta AIにする質問は人によって違うため、
表示される投稿もよって変わっていくからです。
つまり、
「全員に同じように表示される投稿」「万人が見る投稿」が減っていくため、
バズリを狙うことがむずかしくなります。
しかしこれは悪いことではありません。
むしろ、
「本当に必要な人に刺さる投稿」が評価されていきます。
これはインスタ自身が狙っていることです。
フォロワーが多くなくてもチャンスが増える
また、
インスタは以前からフォロワー数が多くない小規模アカウントにも
チャンスがあるように配慮してきました。
フォロワー数に関係なく、
「ユーザーが興味を持っているものを見せる」というのを
インスタは重視しています。
そこに今回の「AIチャットとのやり取りを参考にする」という
アップデートが加わることで、その傾向は強くなります。
つまり、
「ユーザーの悩みに答える」「ユーザーの関心ある情報を発信する」
ということができれば、
フォロワー数に関係なく、
あなたの投稿が必要な人に届くようになります。
猿マネ・パクリ・TTPが効かなくなる
上述した通り、インスタはオリジナルの投稿を重視します。
よって、型だけをコピーした投稿は伸びにくくなる可能性があります。
こうした「付加価値のない猿マネコンテンツ」は、
Metaの公式の記事で「優先しない」という趣旨のことを書いています。
Instagramはいま、「ただ似ているだけ」の投稿よりも、
「あなたの文脈・経験・視点」が含まれた投稿を評価する方向に、
はっきり舵を切っています。
だから、「伸びてる人をパクれば伸びる」という時代ではありません。
もちろん参考にすること自体は大事ですが、
今Instagramが求めているのは、
この３つが投稿に「意味づけ」として入っていることです。
単に型をコピーしただけでは評価されません。
あなたの意見や専門性を加えると、
Instagramは「届けるべき相手」にだけしっかり届けてくれるようになります。
Meta AI 検索対策とは何か？
日本ではまだ未導入ですし、12月16日に日本も導入されるかも不明ですが、
今後は「Meta AIとのやりとりがアルゴリズムに反映される可能性」があります。
それを見越して、
今の内から行う対策を「Meta AI 検索対策」とここでは呼ぶことにします。
先々の傾向として今の内からやっておくと、
効果が見込めるでしょう。
Meta AIとは
Meta AIとは、
Meta Platformsが提供するAIアシスタント兼AI検索機能 です。
要は、Meta版のChatGPTみたいなものです。
Instagram、Facebook、WhatsApp、Messengerなど、
Metaが運営するあらゆるプラットフォームの中に統合されており、
ユーザーはアプリ内でそのままAIに質問できるようになっています。
アメリカでは他の国に先行して、Meta AIがインスタで使えるようになっています。
ただし、2025年11月現在、日本ではまだMeta AIを使うことはできません。
Meta AI検索対策のメリット
「あなたの専門性をAIに『学習されやすい形』で取り扱われる可能性が高まる」
「おすすめ表示の正確度が上がり、ペルソナに届きやすくなる」
この２つが、インスタのMeta AI検索対策の最大のメリットです。
今回のアップデートでMetaは、
・AIとのやりとり（質問内容、興味）
・公開投稿（インスタ・FBの投稿内容）
・ユーザーの行動データ（クリック、保存、閲覧など）
これらを AIモデルの学習シグナルとして利用すると伝えています。
これらが意味するのは、
・インスタの投稿を「質問の答えとして判断される」設計にしておくことで
・AIが将来的にあなたの投稿を「専門性のある情報源」として扱いやすくなる
ということです。
Meta AIは、ユーザーのすべての行動を見て
・この人は 何について発信している人か？
・この投稿は どんな質問の答えと言えるか？
・どんな場面で この人の投稿を見せるべきか？
を判断しようとします。
Meta AI検索対策で、あなたの専門性を明確になることで、
「あなたの投稿を必要としている人」に
アルゴリズムが自動で届けてくれる可能性が上がります。
そして、今の内に
「AIが理解しやすい投稿の資産」を大量に増やすことで、
万が一、Meta AIの日本への導入が半年後や1年後だったとしても、
導入初期は、「専門性を持った投稿」が多くないため、
早くから投稿を整えておく人が、有利になる可能性があります。
Meta AI検索対策は具体的にどうすればいいか？
対策① MetaAIに検索されそうな質問に答えるコンテンツを作る
Metaは公式に
「AIとのやり取りをもとに、ユーザーに関連性の高い投稿を出す」
と発表しました。
つまり、
ユーザーがAIに相談した悩みに対し、
「あなたの投稿が答えになっているか」
「あなたがそのテーマについて発信しているか」
が重要になります。
そして、Meta AIがあなたのアカウントを
「質問されたことに答えられる専門家である」と評価すれば、
あなたの投稿は表示されやすくなります。
だからこそ今後は、
Meta AIで検索される質問を先回りして答える
＝ そのジャンルの「回答者ポジション」をAI内で先取りする
という視点が必須になります。
つまり、
人々がAIに聞きそうな質問を先に押さえて投稿を作ると、
アルゴリズム的に有利になる可能性が高い、と言えます。
Meta AIは「公開された投稿」を学習に利用している
あなたの投稿内容を、「Meta AIにしそうな質問を元に作る」ことが有効なのは、
Meta AIが「後悔された投稿」を元に学習しているからです。
Reuters が報じた記事によれば、
Metaは、Instagram／Facebook上に公開されている投稿を使って、
一部のLLaMAモデルやMeta AIの訓練を行っています。
これは、
Meta AIがユーザーの質問に答えるために、
InstagramやFacebook、Threadsの「公開投稿」を参考にしている、
ということです。
つまり、
「AIでよく検索される質問に答える投稿を作るほど、
あなたが「そのテーマの情報発信者」としてAIに認識されやすくなります。
よって、
・AIが質問されそうなこと
・AIがチャットで答えそうなテーマ
を中心に投稿すると、
おススメに表示してもらえる可能性が上がる
と言えます。
、例えば、
「英語が話せない人が最初にやるべきことは？」
「女性起業家が集客で失敗する理由は？」
「AI時代に成功する個人ビジネスの条件とは？」
「メルマガから売上が生まれないのはなぜ？」
こうした実用的な「質問に答える投稿」は
Meta AIの学習に非常に強く効果を持つでしょう。
対策②自分の専門性を明確にする
これからの時代は、あなたが、
「誰の・どんな悩みや質問に一貫して応えているのか」
という「発信の軸」を持っているほど、
そのテーマに関心があるユーザーへ届きやすくなる と考えられます。
Meta が発表しているように、今後は
AI アシスタントとのやり取りや、アプリ内での行動が「興味シグナル」として活用され、
おすすめに表示される投稿を決めていきます。
Instagram のアルゴリズムは公式に、
・投稿内容
・リアクション（保存・シェアなど）
・テーマの一貫性
・投稿とユーザーの関連性
・Meta AIとのやりとり
をもとに、「誰に表示するか」を判断すると説明しています。
つまり投稿の内容が、
という状態だと、AI が投稿の文脈や価値を判断しにくくなり、
結果として
・検索に出にくい
・おすすめ（レコメンド）に乗りづらい
という流れになりがちです。
逆に、
「誰の・どんな疑問に対する答えなのか」が明確な投稿 は、
内容の一貫性が高まり、AI が分類しやすくなります。
例えば、
「忙しい人向けの英語勉強法」
「女性起業家が集客でつまずきやすい3つの理由」
「Instagram が伸びないときにまず見直すポイント」
「副業で何から始めればいいかわからない人のロードマップ」
これらはすべて 「特定の悩み・質問に答える投稿」 であり、
ユーザーの興味シグナルと結びつきやすく、
結果として推薦されやすくなる可能性が高い と言えます。
常に意識すべき3つの軸
「あなたは誰の・どんな悩みを解決する人か？」を
明確にすることが重要です。
そのためには、次の3つの軸を意識して
投稿するといいでしょう。
①「どんな質問に答えているのか？」
→ AIがあなたの投稿を「この質問の答え」として紐づけやすくなる
→ レコメンドに強くなる
②「人に何を教えているのか？」
→ あなたの専門領域をAIが学習する
→ 「○○と言えばあなた」と認識され、
質問したユーザーとのマッチングがうまくいくかも
③「どんな問題を解決しているのか？」
→ ユーザーの「根本的な悩み」に刺さる投稿になる
→ 保存・シェアが増え、さらに優先表示される
フィード・カルーセル投稿を増やす
AIとのやりとりが
Instagramの「おすすめ」やフィードの表示に反映される方向へと進んでいる今、
とくに有効性が高まると考えられる投稿形式が「フィードのカルーセル投稿」です。
その理由は、カルーセル、
とくに箇条書きや要点整理の形式が
ユーザーにもAIにも「構造が分かりやすい形式」だからです。
以下の3つの観点から説明できます。
① 構造化された情報は、解析されやすい
MetaのAIシステムは、
・投稿本文
・画像内テキスト（OCR）
・キャプション
・ハッシュタグ
といった複数要素を解析して、
投稿内容のテーマや意味を読み取ろうとしています。
その中でも、箇条書きやポイント整理された文章は
情報の単位が明確で、主張が短く、文の構造が分かりやすいため、
一般的にAIだけでなく人間にとっても「理解しやすい形式」になります。
つまり、
箇条書きのカルーセルは、AIにも読み取りやすいので
効果が見込めます。
② カルーセルは「段階構造のストーリー」を自然に作れる
カルーセルは、
1枚目：問題提起
2枚目：理由の説明
3枚目：解決策
4枚目：まとめ・行動提案
のように、
スライドごとに意味が分かれた「段階構造」を組みやすい形式です
これはユーザーにとって読みやすいだけでなく、
AIにとっても 「何が主張で、何が理由か」「どこが結論か」 が把握しやすい利点があります。
段階構造のカルーセル投稿は、
Metaが進めている「ユーザーの質問と投稿内容のマッチング」とも相性が良いと考えられます。
③ 簡潔で明瞭な文章は、機械的にも扱いやすい
一般的にAIは、技術的にも、
次のような文章を解析しやすい傾向があります：
を高精度で理解できます。
逆に、
こういった文章の投稿は、情報の意味を抽出しにくく、
AIもテーマ判定に時間がかかります。
その点、カルーセルは
・箇条書き
・ポイント分け
・短い文章
・「結論 → 理由」の構造
を自然に作れるので、ユーザーにもAIにも伝わりやすい投稿形式になります。
すぐにできるアクション
集まる集客®リサーチャー田上倫之Meta検索対策ですぐにできるアクションとしては、
下記が挙げらるよ
・あなたの専門領域でよく聞かれる質問を10個書き出す
（例：「なぜ集客が続かないの？」「どのSNSを使うべき？」など）
・各質問に 箇条書きで答えるカルーセル投稿を作る
・1投稿につき1テーマにする（AIは明確なテーマを好む）
Metaは「ユーザーの質問と投稿の内容を照合しておススメに出す」という方向に動いています。
よって、「質問に答える形式」の投稿は、AI経由の表示にも相性が良いです。
そして、
カルーセル投稿は構造が明確なため,
一般的にAIにも理解されやすい可能性があります。
この「質問に答えるコンテンツ」を作るうえで、
カルーセル投稿は非常に相性が良いフォーマットです。
インスタはリールを重視するからフィード（カルーセル）は不要なのか？
カルーセル（フィード）と聞くと、
「インスタはリールの時代。フィード投稿はもう終わった」
という主張をネットで見かけて、
「カルーセルなんて意味ないのでは？」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、公式情報やデータを整理すると、
これは「言いすぎ」 であることが分かります。
実際のところ、
リールとカルーセルは「役割が違う」だけで、
「どちらも必要」なのです。
リールは新規フォロワーに見つけてもらうもの
リールは、リーチに強い形式です。
Naopolifyのリサーチでは、
以下のように示されています。
・リール平均リーチ：30.81％
・カルーセル平均リーチ：14.45％
→ リールはカルーセルの約2倍、
フォロワーじゃない人にリーチしていた。
また、
Metaの決算説明会では Mark Zuckerberg 氏が、
「Reels が Instagram 全体のエンゲージメント成長を牽引している」
「Reels は Instagram で最も急成長しているコンテンツ形式の一つ」
と複数回述べており、
リールが現在の Instagram 成長の要因であることは確かです。
そこから「インスタはリールを重視している」という説も流れています。
つまりリールは、
✔ 新しい人に知ってもらう
✔ アカウントを広げる
✔ フォロワー外にリーチを取りに行く
という、新規フォロワーを核とするための
「入口」の役割が最も強い形式です。
カルーセルは保存させてエンゲージメントを稼ぐもの
一方でカルーセルは、リールよりリーチは少なく見えますが、
「いいね」「保存」などの、ユーザーからの反応（エンゲージメント）は、
カルーセルのほうが多いというデータがあります。
Nopolifyの調査では、カルーセルの方がリールよりも
1投稿あたり平均12％反応が多い という結果が出ています。
カルーセル（フィード）は、
読んだ人の信頼を得やすく、
反応（エンゲージメント）を稼ぎやすいのが利点です。
そして、
エンゲージメントが高い投稿やアカウントは、
インスタのアルゴリズムに評価されます。
つまりカルーセルは、
✔ 深い価値提供
✔ 教育・ノウハウ・ストーリーを伝える
✔ フォロワーとの関係性構築
✔ 「この人は専門家だ」と覚えてもらう
こうした役割があるのです。
そして、
保存が多い投稿はアルゴリズムが「価値あり」と判断し、
フォロワーじゃなくても表示されます。
公式はリール重視と言うが「フィード終了」とは言っていない
確かにInstagramは、
「リール強化」を明言しています。
ただし、Instagramは一度も
「フィード投稿は価値がない」
「フィードは新規ユーザーに表示されない」
とは言っていません。
むしろInstagram公式のヘルプページでは、次のように明言されています。
自分をフォローしていない人の[リール]、フィード、[発見]、[検索]、[おすすめのアカウント]に、
自分のアカウントやコンテンツがおすすめとして表示されることがあります。
また、他の公式のページには、
フォローしている利用者のコンテンツに加え、
あなたの興味・関心に関連するおすすめのアカウントが表示されることもあります
つまり、
- フィード投稿は「フォロワー専用」ではない
- 興味関連性（interest relevance）次第でフォロワー外にも表示される
- 表示先は「発見タブ」「ホームのおすすめ欄」「ハッシュタグ検索」など
という仕組みです。
リールのように「フォロワーじゃない人に強制的に配信される形式」ではありませんが、
フィード投稿も「興味ベースのおすすめ枠」で表示される仕組みは存在するため、
決して「無価値」でも「伸びない形式」でもありません。
AI時代は「リール」も「カルーセル」も両方やるのがベスト
そして、フィードの投稿形式の一つであるカルーセルは、
という特性があり、Meta AIが解析しやすい形式です。
つまり、フィード、
特にカルーセルはMeta AI検索に適していると思われます。
「リールが新規フォロワー獲得に重視されているから」といって
無視されるべきものではありません。
リールとフィード（カルーセル）は
「どちらか」ではなく、「役割の違うパートナー」です。
✔ リール：新しい人に見つけてもらう（拡散）
✔ カルーセル：AIと人に信頼され、覚えてもらう（育成・専門性・MetaAI検索対策）
つまり、
・リールは新規リーチを取り、
・カルーセルはユーザーとAIに「専門性」を認識させる。
この「二段構え」が、これからの最適解になると思われます。
| 項目 | Reels（リール） | Carousel（カルーセル） |
|---|---|---|
| 主な目的 | 新規ユーザーに見つけてもらう（拡散） | 既存ユーザー＆フォロワーとの関係性を深める（育成） |
| 強み | ・リーチ率が圧倒的に高い（平均30.81% / Naopolify）・フォロワー外に届きやすい・発見タブやおすすめ欄に載りやすい | ・エンゲージメントが高い（保存・いいね・滞在時間）・1投稿あたり平均12%反応が多い（Naopolify）・専門性を伝えやすい |
| 弱み | ・内容を深く伝えにくい・専門性の蓄積には不向き | ・リーチはリールに劣る（平均14.45%）・拡散に即効性はない |
| ユーザーの行動 | ・短時間での視聴・「次の動画へ」高速で回遊・興味が薄いとすぐ離脱 | ・スライドをめくって読んでもらえる・滞在時間が長い・保存されやすい |
| Instagram側の評価ポイント | ・視聴完了率・リプレイ（再生）・次のアクション（フォロー/いいね/コメント） | ・保存数・プロフィール回遊率・滞在時間（スライド閲覧）・専門性＋価値提供の深さ |
| アルゴリズムとの相性 | ・フォロワー外への露出が強い・エンゲージメント成長の主導（Zuckerberg発言） | ・構造化情報（箇条書き/段階構造）でAIが解析しやすい・Meta AI検索に相性が良い |
| 役割（機能） | ✔ 新しい人に知ってもらう✔ アカウントの成長を加速✔ 新規フォロワー獲得の“入口” | ✔ 深い価値提供✔ 信頼構築・教育・専門性の蓄積✔ AIと人に「この人は専門家」と認識される |
| 表示される場所 | ・Reels欄・Explore（発見）・ホームのおすすめ欄 | ・フィード・Explore（発見）・ハッシュタグ検索※ interest relevance によりフォロワー外にも表示 |
| AI時代の役割 | ・新規リーチを最大化・AIが「このテーマに関心がある人を集める」ためのトリガー | ・AIが意味を理解しやすい構造化投稿（Metaに強い）・MetaAI検索への“解答データ”として効果的 |
| 結論 | 「拡散・新規獲得担当」 | 「教育・信頼・専門性担当」 |
集まる集客®リサーチャー田上倫之要するに、リールもフィード（カルーセル）も
両方やるのが Meta AI検索時代に有効だ、
ということだね！
よくある質問（FAQs）
- 12月16日のアップデートで、Instagramのアルゴリズムは全部変わるの？
-
いいえ、全面リニューアルではありません。
今回の変更は、既存のアルゴリズムに
「Meta AIとのチャット内容」という新しい行動シグナルが追加されるだけです。
他のアルゴリズム（いいね・保存・フォロー関係など）は従来通りです。 - Meta AIとの会話内容は、具体的にどうInstagramに影響しますか？
-
あなたがMeta AIに話した内容（興味・悩み）が「興味シグナル」になります。
例：
・Meta AIに旅行相談 → 旅行関連の投稿・広告が表示されやすくなる
・Meta AIに登山を質問 → 登山グループや登山靴広告が表示される可能性が上昇する - このアップデート、日本でも適用されるの？
-
厳密には、まだ確定していません。
Metaの説明には「most regions（大多数の地域）」とありますが、
日本が明確に含まれるとは書かれていません。
ただし、除外地域（英国・EU・韓国）には日本が含まれないため、
導入される可能性が高いが未確定という状態です。 - Meta AIのチャットは日本ではもう使えますか？
-
現時点（2025年11月）で日本では正式提供されていません。
VPNでは利用可能でしたが、日本版リリース日は未発表です。 - DMがAIに読み取られて学習に使われるって本当？
-
これは完全な誤情報です。
Metaは、
「DMがAI学習に使われることはない」
と明確にアナウンスしています。Meta AIに自ら送らない限り、個人のDMがAIに読まれることはありません。
- AIで作った投稿は伸びなくなるの？
-
AI生成そのものは問題ありません。
問題なのは、
「オリジナリティがない・テンプレ化している投稿」です。
Metaは「独自性」を評価基準にしています。
AIで作る場合も、あなたの視点・経験を加えることが重要です。 - フィード投稿（カルーセル）はもう意味がないの？
-
意味はあります。むしろAI時代は重要性が上がります。
Instagramは公式ページで
「フォロワー外にもフィード投稿を表示することがある」
と明言しています。カルーセルは次の利点があります：
・保存されやすい
・滞在時間が長い
・情報構造が分かりやすい（AIにも解析されやすい）Meta AI検索時代と非常に相性が良い形式です。
- リールとカルーセル、結局どっちが必要？
-
両方必要で、役割が違います。
種類 役割 リール 新規ユーザーに見つけてもらう（拡散） カルーセル 専門性・信頼構築・保存・AI解析性が高い（育成）
今後は
「リールで広げ、カルーセルで深める」の二段構えが最適です。 - Meta AI検索対策って何をすればいいの？
-
「AIに答えとして認識される投稿」を増やすことです。
具体的には：
ユーザーがAIにしそうな質問リストを作る
その質問に答える形式で投稿する
カルーセルで構造化された情報を発信する
発信テーマを一貫させる（専門性を明確にする）
- なぜ「質問に答える投稿」にすると強いの？
-
Meta AIは「公開されている投稿」を学習に使っているからです。
投稿の内容が「質問への回答形式」になっていると、
AIは、
・どんな専門性の投稿か
・どんな質問に答えているかを判定しやすくなり、
おすすめ・検索に表示されやすくなる可能性があります。 - 今からクリエイターは何を準備すべき？
-
次の3つを強く推奨します。
・専門ジャンルの質問一覧を作る
・その質問に答えるカルーセル投稿を増やす
・リールで新規流入を増やす
この3つは、AI時代のInstagram運用の「土台」になります。
- 12/16のアップデートで、Instagramはどう変わるの？どんな時代になるの？
-
AIが「必要な人に必要な投稿だけを届ける時代」に変わると考えられます。
12月16日以降は、Meta AIとの会話内容が
「あなたにどんな投稿を見せるか」 の判断材料になります。その結果、Instagramは次のように変化していくでしょう：
・フォロワー数より「誰の悩みに答えているか」が重視される・バズるより「問題を解決する投稿」が評価される
・小規模アカウントでも、必要な人に深く届きやすくなる
・AIに理解されやすい「構造化された投稿（カルーセル）」が強くなる
つまり今後は、
✔ 「フォロワーの多ければいい時代」 から
✔ 「AIが悩みと投稿をマッチングする時代”」へInstagramが検索エンジンのように進化していく流れが加速するでしょう。
まとめ
12月16日のMetaアップデートは、Instagramが
「フォロワー時代」から「AIマッチング時代」へ移行する大きな節目になるでしょう。
今後は、Meta AIとの会話内容が
あなたの投稿や広告の表示にも影響するようになり、
ユーザー一人ひとりの「興味・悩み」に合わせて、
必要な情報だけがより精密に届けられる仕組みに進化します。
そのため、これから求められるのは
・誰の、どんな悩みに答えているかが明確な発信
・AIが理解しやすい、構造化された投稿（特にカルーセル）
・一貫した専門性と、質問に答える形式のコンテンツ
という「問題解決型の発信」です。
リールで新しい人に見つかり、
カルーセルで信頼と専門性が積み上がる。
この二段構えが、AI時代のInstagram運用の最適解になります。
このアップデートは脅威ではなく、
「本当に必要な人にこそ届くチャンスが増える」という意味で、
小規模アカウントにも大きな追い風です。
今こそ、自分の専門性と「誰のどんな悩みに答えるのか」を明確にし、
AIが理解しやすい投稿資産を少しずつ積み上げていきましょう。
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