
この前『CVRを上げろ!』って言われたけど…
それって何のこと?数字のこと?



CVRって『コンバージョン率』のこと。
アクセスのうち、実際に申し込みや購入につながった割合を表す大事な指標なんだよ。
✅「CVRを改善しよう!」と言われたけれど、意味も計算方法もわからない
✅自分のサイトのCVRが良いのか悪いのか知りたい
✅アクセスはあるのに、申し込みや購入につながらない
このように、Web集客をがんばっているのに
「なぜ成果が出ないのか」が分からないという悩みを抱える
女性起業家は少なくありません。
そのカギを握るのが「CVR(コンバージョン率)」という指標です。
この記事では、CVRの意味や計算方法、
改善の考え方まで初心者でも分かるようにやさしく解説していきます。
読み終えるころには、あなたのサイトや広告の成果が
どこで止まっているのかが見えるようになり、
“申し込みにつながる導線”のつくり方が見えてきますよ。
✅計算式は CVR (%)=
コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100
✅業界別平均を知ると、自分のWEBサイトや広告のLPなどの改善ポイントが見える
✅改善の第一歩は「現状を知り、目標を決めること」
そもそもCVR(コンバージョン率)
って何?



そもそもCVRって何?
アクセスはあるけど、結局どう見ればいいのかよくわからなくて…



CVRはね、サイトに来てくれた人のうち、
どれだけが申し込みや問い合わせなど“目的の行動”を
してくれたかっていう割合のことなんだよ。
たとえば、スクールなら『体験レッスンの申し込み』、
サロンなら『予約』がそれにあたるよ。
コンバージョン(CV)の具体例
コンバージョン(CV)とは、「成果につながった行動」のことを指します。
つまり、あなたのビジネスにとって「ゴール」となるアクションです。
たとえば、以下のようなものがCVにあたります。
● オンライン講座・スクール運営の場合
- 無料体験レッスンの申し込み
- LINE登録やZoom相談の予約
- 有料コースへの申込み・決済完了
● 商品・コンテンツ販売の場合
- 商品購入(カードでの決済)
- ダウンロード商品の購入完了
- クーポン取得やメルマガ登録
● コンサル・サロン業の場合
- 初回無料カウンセリングの申し込み
- 個別相談フォームからの送信
- お問い合わせ・資料請求など
ワンポイント!
「コンバージョンって売上のこと?」と誤解されがちですが、
自分のビジネスにとって成果と呼べる行動であれば、売上以外でもOKです。
たとえば、LINE登録や無料相談の申込みも、見込み客を獲得できた=立派なCVです!
このように具体的に整理することで、
「何がコンバージョンなのか?」「何を増やすべきか?」が初心者にも分かりやすくなります。
なぜCVRは重要なの?



「アクセスはあるんだけど、全然申し込みが増えなくて…
見られてるだけじゃ意味ないのかな?



まさにそこがポイント!
Web集客はアクセス数だけじゃなくて、どれだけ行動に結びついたか=CVRがすごく大事なんだよ。
CVRが倍になれば、成果も倍になるんだよ。
Web集客は「アクセス数 × CVR」で成果が決まります。
アクセス数が同じでも、CVRが2%から4%になれば成果は倍増します。
逆にアクセスが多くてもCVRが低ければ、売上は伸びません。
CVRが高い=ページが訪問者に響いている
自社サイトのCVRを把握することで改善ポイントが見える
CVRの計算方法
計算式はとてもシンプルです。
CVR(%)= コンバージョン数(商品購入数) ÷ セッション数 (サイト訪問数)× 100
例:
1週間で1,000回サイトが見られ、50件の申し込みがあった場合
50 ÷ 1,000 × 100 = CVR 5%
※「セッション数」は延べ訪問回数、「ユーザー数」は重複を除いた人数。ビジネスモデルによって分母の選び方を変えます。
CVRの目安(参考値) ※ Google広告からの平均コンバージョン率
CVRは業種・サービスで大きく変わります。
ビジネスカテゴリー | CVR平均値 |
---|---|
動物とペット | 13.07% |
教育と指導 | 11.38% |
美容とパーソナルケア | 7.82% |
ビジネスサービス | 5.14% |
キャリアと就職 | 4.33% |
【参考】Google 広告ベンチマーク 2025: あらゆる業界の競合データと分析情報
一方で、検索から訪れる人は「すでに何かを探している」状態なので、コンバージョンにつながりやすく、CVRが高いことがデータからも読み取れます。
CVRが低くなる主な原因
- 1.ターゲット設定があいまい
-
広告や集客が本来のお客様に届いていない
- 2.広告内容とLPのズレ
-
広告で期待させた内容とページの中身が違う
- 3.CTA(行動ボタン)が少ない / わかりにくい
-
CTA(行動ボタン)が少ない、または目立たず分かりにくいため、ユーザーが次の行動を迷って離脱してしまう
- 4.申し込みのハードルが高い
-
フォーム項目が多すぎる、導線が複雑
- 5.ページの使い勝手が悪い
-
表示速度が遅い、スマホ非対応など
CVRを上げる改善5ステップ
ペルソナを設定し、その人に響く内容にする
ゴールと同じ方向の集客導線にする
ファーストビューで興味をつかみ、行動ボタンをわかりやすく配置
体験や無料資料など、すぐできる行動を用意
Googleアナリティクスやヒートマップで離脱ポイントを把握
無料の「Pageアナリティクス」というChrome拡張機能でクリックヒートマップとして利用できる機能があります。
Googleは直接クリックヒートマップツールを提供していませんが、

よくある質問(FAQs)




まとめ:CVRを知ることが成果への第一歩
CVR(コンバージョン率)は、あなたのWebサイトやページを訪れた人のうち、どれくらいが「申し込み」や「購入」などの行動をしてくれたかを表す、非常に重要な指標です。
計算式自体はとてもシンプルですが、業種や集客経路によって平均値は大きく異なります。
つまり、単に数値だけを見るのではなく、次のような視点で改善していくことがポイントです。
- 誰に向けて発信しているのか?(ターゲット設定)
- ページの内容は本当に伝わる設計になっているか?
- 行動につながる導線はわかりやすいか?
これらの要素を見直すことで、CVRは大きく変化します。
そして何より大切なのは、一度で完璧を目指すのではなく、小さな改善を少しずつ積み重ねていくこと。
それが、結果として成果を何倍にも伸ばすカギになります。

