個人で起業するときのアイディア5選と考える際のポイント

個人で起業したいと考えている方のなかには、ビジネスでどのようなことをするかのアイディア出しに苦労している方も多いのではないでしょうか?
起業前にビジネスのアイディアを考えることは非常に重要であり、慎重に検討する必要があります。

今回は、個人の方が起業する前のアイディア出しの4つのポイントと、おすすめの起業アイディア5選を紹介します。
アイディア出しに悩んでいる個人の起業家様は、ぜひ参考にしてみてください。

起業前にアイディアを出す必要性

起業前には、どんなビジネスで起業をするかを考えなくてはいけません。
なかには漠然と「起業したい」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、事前にアイディアを出してビジネスの指針を決めなければ失敗してしまうでしょう。

特に、個人の起業家ができるビジネスの範囲は限られており、リソースや予算に合わせた無理のないビジネスのアイディアを出して、慎重に検討することをおすすめします。

起業アイディアはさまざまあり、どれを選ぶかはその人の優先順位や目的によって変わります。
しかし、最初にさまざまな可能性やアイディア出しをしておくことで、自分の選択肢を広げることにつながり、よいアイディアがひらめくかもしれません。

ただ、必ずしも起業アイディアが必要というわけではなく、アイディアが固まっていないまま起業して成功した例もあります。
起業の目的は人によってさまざまですので、やりたい方向性がある程度決まっている場合は、1つのビジネスに絞って考えてもよいでしょう。

起業アイディアを出すポイント

一口に起業アイディアといっても、なかなか思いつかずに悩んでしまう場合も多いでしょう。
ここからは、起業アイディアを考える際の4つのポイントを紹介していきます。

ポイント①日常のなかで「不便」を見つける

起業やビジネスにつながるアイディアは、実は日常のなかで「不便だな」と感じるところから発見できる場合があります。
自分が不便だと感じていることは他人も不便だと感じている場合も多く、課題解決ができるアイディアをビジネス化できれば、需要も見込めるでしょう。

新規で何かを開発するアイディアもよいですが、既存サービスに付加価値をつけることでもビジネスとして成り立つ可能性が高いです。

ポイント②自分のもっているスキルや知識を見直す

個人で起業する方のなかには、学校や仕事で得たスキルや専門知識を持っている方もいらっしゃるでしょう。
そのため、自分のもっているスキルや専門知識を活かしたビジネスもおすすめです。

自分の得意なことやスキル・知識などをもう一度見直すことで、起業につながるアイディアが思い浮かぶかもしれません。

ポイント③世の中のニーズを調査する

起業する際は、そのビジネスに対して一定数の需要があるかを考えるようにしましょう。
せっかくアイディアを出して起業しても、利用してくれるユーザーが誰もいなければビジネスは続けられません。

そこで、事前に世の中のニーズを調査して、どのようなものが求められているのかということや、注目されている業界などを知っておくとよいでしょう。
需要のあるもののなかから、自分にできそうなものや興味のあることを絞っていくことで、ビジネスにつながるアイディアを思いつくかもしれません。

また、起業したいビジネスの内容が決まっている場合も、事前にニーズを調査することで失敗する確率が下げられる可能性があります。

ポイント④自分の好きなことを追求する

起業家のなかには、自分の好きなことや興味のあることを活かすために起業をした方もいらっしゃいます。
自分の好きなことをビジネスにすることで、妥協をせずクオリティの高いサービスを提供できるかもしれません。

起業後はビジネスを長期的に続けていかなくてはいけないため、モチベーションが維持できるアイディアやビジネスを考えることもおすすめです。

おすすめの起業アイディア

ここからは、個人の起業家様におすすめの起業アイディアを5つ紹介していきます。

個人で起業する場合、ほとんどの方はネットを活用したビジネスを行っています。
ネットを利用すれば個人でも十分にビジネスをすることは可能であるため、今回は特にネットを利用したアイディアに絞って解説します。

ネットショップ

実店舗をもたずに、個人でも簡単に運営できるネットショップはおすすめの起業アイディアの1つです。
レンタルサーバーやアプリなどを利用することで、誰でも簡単に専用サイトを立ち上げられます。

初期費用なしですぐに始められる反面、認知度が低いと購入者が増えずに在庫を抱えてしまうというリスクも考えられます。
そのため、ただネットショップを運営するだけではなく認知度を広める努力をし、購入者を増やしていく工夫が必要になるでしょう。

制作関連

アプリやシステム開発、デザインなどのノウハウを持っている場合は、クライアントから受注を受けて制作をするアイディアもおすすめです。

クラウドソーシングサービスに登録すれば、個人でもさまざまなクライアントから仕事が受注でき、制作実績を積むこともできます。
サービスによっては制作のカテゴリがあらかじめ分かれており、受注意欲の高いクライアントの目にも留まりやすいでしょう。

ただし、制作関連のビジネスは自身のスキルに左右されることが多く、当然のことながら制作物のクオリティが低い場合は仕事も任せてもらえません。
自身のスキルをアピールするためにも、成果物の写真や実績などを掲載しておくといった工夫が必要です。

ライティング

雑誌やWebコラムなどの記事を書くライティングは、実は起業がしやすいビジネスアイディアでもあります。
ライターと聞くと単価が低いと想像される方も多いかもしれませんが、プロライターは単に文章を書くだけにとどまらずキャッチコピーの作成やインタビューなども行います。

そのため、付加価値をつけやすくさまざまなニーズに柔軟に対応できれば、ある程度高めの料金設定をできるでしょう。
ただし、ライティング業界は競争率が高いという特徴もあるため、さまざまな案件をこなして実績を積んでいくことをおすすめします。

スクールビジネス

スクールビジネスは、自身のもっているスキルや専門知識を受講者に教えるビジネスです。
受講料だけではなく入会金などの料金設定も自由にできるため、比較的単価が高い点も大きな特徴です。

また、現在ではZoomなどを使ったオンラインでの講座を多くの起業家が行っており、自身の経験が活かせるビジネスのため人気の高い起業アイディアです。
スクールビジネスを開く際は、ライバルとの差別化を図るために特定のジャンルに特化した内容にするとよいでしょう。

ただし、コミュニケーション能力は必須であるため、上手く内容を人に伝えられるような練習をしておく必要があります。

コンサルティング業

コンサルティング業は、特定の分野に対して専門家がアドバイスをするビジネスです。
経営やキャリア関連など、自身の経験や専門知識をアドバイスして経営者をサポートするため、個人からでも始められる起業アイディアとしておすすめです。

また、専門的な資格を必ずしも取る必要はなく、パソコンでクライアントとやり取りできる環境があれば始められるため、初期費用が抑えられる点もメリットだといえるでしょう。

コンサルティング業は信頼性が非常に重視され、実績がなければ信用もされにくく仕事も任せてもらえない可能性が高いです。
そのため、まずはコネクションを使って実績を作っていくことから始めるとよいでしょう。

コンサルティングとしてアドバイスはもちろん、必要な書類の作成代行といったサービスの幅も広げれば受注数の増加にもつながります。
またコンサルティングを行う方の中にはご自身でセミナーを開催して集客を行う方も多いです。

セミナーでの集客については以下の記事で詳しく紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。

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個人で起業する前にはビジネスのアイディア出しが必須

いかがでしたでしょうか?

個人の起業家様にとって、どのようなことをビジネスとして始めるかは悩ましいものですよね。
需要やビジネスを続けるためのモチベーションなど、さまざまなことを考慮しなければいけないため、アイディア出しが難しいという方も多いでしょう。

起業アイディアを出す際には、自身のやりたいことやスキル・経験を活かせるもののなかから、ニーズの高そうなものを選ぶことがポイントです。
また、個人の起業家様におすすめの起業アイディアとしては、ネットを利用したものがおすすめです。

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