「競合のブログが多すぎて埋もれてしまう、、」
「文章でオリジナリティなんてだせない、、」
ある程度ブログのことを考えていくとこのような悩みが出てくると思います。
そこで今回は、最近注目度が高まってきているリッチコンテンツについて解説していきます。
リッチコンテンツとは?
リッチコンテンツとは、「リッチ=贅沢」な「コンテンツ=内容物・情報」という意味です。
つまり、いままでの文字だけの表現だけでなく、動画や音声など、
幅広い表現が可能なコンテンツのことを指します。
動画コンテンツ
YouTubeの動画を自分のブログに埋め込む方法です。
1分間の動画の情報量は、一般的なWebページの3,600ページ分に相当すると言われています。
そのため、ユーザーに伝えたい情報を理解してもらいやすくなります。
(出典:BREWERYLLC)
また、動画コンテンツを埋め込むことにより、
Googleの動画検索結果に表示される可能性もあります。
(↑動画検索でWebページが表示されている例)
音声コンテンツ
動画ではなく音声をブログに埋め込む方法もあります。
動画に比べると伝えられる情報量は少ないかも知れませんが、
発信者からすると作成の手間は少ないですし、
ユーザーは“ながら聴き”できるというメリットがあります。
漫画コンテンツ
また、漫画もリッチコンテンツの1つにあげられます。
テキストだけでは難しい内容も、ストーリー性のある漫画にすることで
わかりやすく伝える事ができます。
数多くの本や参考書が漫画化されていることからも、
漫画の伝わりやすさと需要の多さが伺えます。
リッチコンテンツが注目されている理由とは
スマホの普及
2021年の調査によると、国内のスマートフォン普及率は92.8%となっています。
また、YouTubeの月間ユーザー数は6,500万人を超えています。
これらのデータからも、誰でもスマホで動画などを見れる状況にあり、
なおかつ、動画を見るという文化も一般的になってきているためです。
通信環境の発展
通信環境の発展もリッチコンテンツが普及している要因の一つです。
街なかの至るところでFree Wi-Fiが利用できますし、
最近では大容量のデータを高速でやりとりできる「5G通信」が
可能なエリアも増えてきています。
令和4年度末までに、日本人口の70%が5Gを利用できる環境が整備されていくともいわれています。
出典:ドコモの5Gの展開戦略
同じようなWebサイトが増えている
最近は、ブログを作って情報発信する人も非常に多くなってきたため、
どうしても、競合ブログが多くなり似たような内容のサイトが増えてしまいます。
他の競合サイトと差別化をしようにも、テキスト情報だけでは難しいのが現状です。
そこで、リッチコンテンツを利用すれば、個性や人間性を発信できるので
競合との差別化という点からも注目されています。
リッチコンテンツのメリット
リッチコンテンツのメリットについて、発信者側の目線で解説します。
直感的でわかりやすい表現が出来る
リッチコンテンツは、テキスト情報だけではなく、
動画や音声、BGMなどを用いて多彩な表現が可能です。
そのため、テキスト情報だけでは魅力を伝えるのが難しい商品やサービスでも、
リッチコンテンツならユーザーにわかりやすく説明することが可能になります。
滞在時間が長くなる
リッチコンテンツはユーザーに伝えられるイメージや情報が多いため、
テキスト情報よりもユーザーの注意を惹き付けやすいという特徴があります。
そして、結果的に滞在時間が長くなることにも繋がります。
オリジナリティを伝えやすい
リッチコンテンツは非常に自由な演出が可能になっています。
テキスト情報だけでは伝えられない、感情や人間味などのオリジナリティを伝えられます。
SEOに効果がある
リッチコンテンツをブログに入れていれば、
直接的にGoogleからの評価が上がるというわけではありません。
しかし、他のメリットでも解説したように、
オリジナリティがあってユーザーにとってわかりやすく、かつ滞在時間も長くなるとなれば、
必然的にSEO対策にもつながってきます。
実際に、動画コンテンツを含んだWebサイトは
テキストと画像だけのコンテンツのWebサイトと比べて、
約53倍も検索結果で1位表示される確率が高いとの調査結果もあります。
(出典:Forrester Research)
リッチコンテンツのデメリット
制作コストがかかる
リッチコンテンツは制作にコストが掛かることが多いです。
テキスト情報のみの場合と比較すると、
例えば動画コンテンツを作成する場合などは、
企画・構成、撮影、編集など、明らかに工数も多く期間も長くコストも高くなります。
つまり、制作コストがかかる分だけ、
それに見合った費用対効果も求められるという側面もあります。
通信環境によっては見てもらえない
例えば電波が入りにくい地下では見てもらえない可能性があります。
また、スマホの通信量の関係で、容量の重いリッチコンテンツを
なるべく避けるユーザーがいる可能性もあります。
悪印象も強く伝わりやすい
直感的に情報を伝えやすいというメリットがある反面、
悪印象も伝わりやすいというデメリットがあります。
ユーザーを不快にさせるような表現などにはテキスト以上に注意する必要があります。
まとめ
今後、ブログを運営していく中で
リッチコンテンツは無視できない存在になってきます。
ただ、あくまでもユーザーの利便性を高めることが第一であることを忘れないようにしましょう。
デメリットがあることも理解した上で正しく活用できれば、
集客においても大きな効果を発揮してくれる可能性があります!