Instagramを使って集客をしたいけれど、どう運用したらいいのかわからない。
見本が欲しい、という方向けに成功事例を集めました。
今回は、個人や小規模の店舗の事例をメインに4つの業種に絞って紹介します。
ご自身の業種に近しいものはもちろん、投稿内容や画像、デザインの統一感など、参考にできることは多くあると思いますので、是非参考にしてみてください。
業種別に見た際のInstagram集客の成功事例
美容、飲食、小売・サービス、教育の4つの業種から事例を元に、ポイントをまとめました。
すぐに取り入れられることもありますので、参考にしてみてください。
※記事中に記載のフォロワー数は、全て21年11月現在となります。
美容系
美容系のアカウントで大切なことは「ビフォー」「アフター」をわかりやすくし、施術後のイメージを湧かせやすくすることでしょう。
そのポイントを押さえた事例が以下の2つです。
メディアージュクリニック青山
フォロワー数2万人を抱える東京の青山にあるクリニック、メディアージュクリニック青山。(@mediage_clinic_aoyama)
年齢を重ねるごとに気になるシミ。
気になるけど、どのクリニックで、どんな施術を受けられるのかイメージできない、という人も多いでしょう。
そんなシミ治療の様子をストーリーズを使って発信されています。
通常ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、カテゴリごとにハイライトでまとめられているため、いつアカウントに訪れても施術の様子を確認できるようになっています。
施術を受けたことがない人もイメージしやすくなる、良い事例ですね。
さらに、優待券や美容関連の豆知識も定期的に投稿されており、施術の様子を見る以外でもアカウントへ訪れる理由を作っているところも見習いたいところです。
大月渉 DIECE SHIBUYA.(ダイスシブヤ)
ヘアスタイルやカラーリングの画像をアップしたり、スタイリングのコツを投稿したり、画像や動画メインのSNSと美容師は親和性が高いといえるでしょう。
中でも注目すべきなのが、フォロワー8万人の大月渉さんです。(@diece_shou)
メンズカットに特化しており、動画でカット前とカット後のビフォーアフターを発信されています。
少しさえない男性が、ハサミなどで画面を隠されたあと、一瞬で男前なスタイルで登場するのが定番の動画スタイル。
シンプルな動画ですが、ヘアスタイルを変えただけでここまでカッコよくなれるのか、と思わせる構成になっており、ファンが急増した事例です。
ここまで印象が変わるのかと動画を見て実感した、冴えない男性が「大月さんにカットしてもらいたい。カッコよくなりたい」と思って予約したくなるのは容易にイメージできるでしょう。
カット後のイメージができやすく、この人に切ってもらいたいと思ってもらえるブランディングに成功している参考にすべきケースです。
飲食系
続いては飲食系の事例を取り上げます。カフェ中心となっていますが、業態問わず取り入れられるポイントが多くあります。
飲食店の場合は、フォロワー数が少ない場合でも、検索などで新規ユーザーに見つけてもらえるように戦略的に投稿できれば、集客に繋がります。
隠れ茶房 茶蔵カフェ 阿蘇店
熊本は阿蘇山の麓にある築150年の納屋をリノベーションした隠れ家的カフェです。
フォロワー数は2,000人ほど。(@kakuresabou)
こちらのお店は、「店舗を構えるエリアに訪れる人」という明確なターゲットが設定されており、阿蘇山近くに観光にきた人達がオシャレなカフェを探した時に、検索に引っかかるようにされています。
お店や阿蘇の雰囲気がわかる画像や、かわいいラテアートなどの投稿に加えて、「ハッシュタグ」と「位置情報」が丁寧に設置されています。
近辺のエリアでカフェを探す人が検索しそうなワードがしっかりちりばめられています。
福岡のコーヒーショップ NO COFFEE
NO COFFEE(@nocoffee_)は、2015年に福岡市内の住宅街一角にオープンしました。フォロワー数は、6.4万人で全国にファンの多いコーヒーショップとなっています。
統一感のある投稿が続けられていることで、ブランディングされていることはもちろん、コーヒー×ファッションの掛け合わせをうまく活用してSNSで発信し続けています。
もともとアパレル業界出身だったオーナーさんのようなので、経験が活かされているようです。
有名アパレルブランドとのコラボ商品なども人気を集めており、コーヒーだけではない魅力がアカウントを通して伝えられています。ファッション関連の発信を通じてお店を知ったという人もいるでしょう。
他店にはないオリジナルな部分で差別化を図りたい時に参考となる事例です。
大阪中崎町のカフェ Nico.
大阪の中崎町に21年4月にオープンしたばかりの、バスクチーズケーキが自慢のカフェNico.(@nico._625)。
フォロワーの数は、1,000人ちょっとと多くはありませんが、個性的なのがオープン前からお店の工事風景を投稿していたところです。
女性オーナーが、文字通りお店を自分で作っていく様子が発信されており、どんなお店ができるのか気になりますよね。
そして無事お店が出来上がったら、ちょっと見にいってみようかなと思いませんか。
なにもInstagramの発信はお店ができてからでなくてもいいのです。
開店前からアカウントを開設し、お店が出来上がっていく様子や裏側を伝えることで、それがストーリーとなり来店動機が形成されることもあるという好事例でしょう。
小売り・サービス業系
モノを売る小売業の場合、つい商品の紹介の投稿に終始してしまいがちですが、商品を使って得られることや体験に焦点を当てた投稿も効果的です。
一方で明確なモノがないサービス業の場合は、逆に言葉にしづらいイメージを視覚的に訴えられるInstagramは相性がいいでしょう。
無印良品
無印良品は知名度の高さもあり、フォロワー数は281万人と圧倒的な数字ですが、運用の考え方は参考になります。(@muji_global)
商品の紹介投稿で終わりではなく、商品を使ったことで得られる体験や使った時のイメージをしやすいようになっています。
そして、シンプルな無印のブランドイメージを損なわないように全体のデザインもすっきりと設計されていますので、投稿やデザインのバランスも参考にすべきでしょう。
クレイジーウェディング
オリジナルウェディングをプロデュースするCRAZY WEDDING(@crazy_wedding)。
実際に行われた挙式の事例を、プロデューサーとディレクターのアカウントとコメントともに紹介されています。
どんな雰囲気で、どんな人たちにプロデュースしてもらえるのか事前にチェックできるのは安心でしょう。
またハイライトにはQ&Aも用意されており、ユーザーのニーズに応えようとする姿勢が見えます。
教育系
最後は教育系の事例です。現場に行かないとなかなか情報に触れる機会がない業界だからこそ、Instagramをうまく活用していきましょう。
立命館大学
京都や滋賀にキャンパスを構える立命館大学(@ritsumeikan_university)は、フォロワー数1.4万人を抱え、キャンパス風景や活躍している学生に焦点を当てた投稿がされています。
在校生や卒業生だけでなく、これから受験を控える学生たちへのアピールとなり、受験志望者を増やすことに繋がるでしょう。
また、海外ユーザーにも発信が届くように英語での短文やハッシュタグを加えるという手法も参考となる部分です。
美容専門学校 BELeBEL
美容やブライダル専門学校のBELeBEL(@belebel)は神戸、大阪に学校があり、それぞれでアカウントを開設しています。
学校の制度や仕組みがわかりやすく投稿されているだけでなく、在校生からのメッセージ、教員紹介なども充実しており、これから入学を考えている人にとっては情報量が多く安心です。
また人気インフルエンサーとのコラボ投稿もあるなど、興味関心を引くコンテンツも用意されているところも魅力的といえます。
成功事例を参考にしましょう
Instagramを使った集客について、4つの業種に絞って具体的な成功事例を紹介しました。
いずれも共通していることは、プロフィールにどういうお店や事業をしているのか、どこで営業しているのか、連絡先、予約までの導線を用意していることです。
たまたま投稿を検索などで見た新規ユーザーの来店を自然に促せるよう、導線はしっかり用意しておきましょう。
そして、投稿する画像や動画に統一感を持たせることです。
なにか特別なものにする必要はなく、ユーザーが欲しがるであろう情報、興味を持ちそうな画像や動画、そして検索しそうなワードをハッシュタグに加えておくことが大切です。
Instagramで集客を成功させるのに企業規模は関係ありません。今回紹介した事例を参考に、集客に取り組んでみてください。
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