Instagram集客を個人で行う場合のアカウント活用方法

Instagramを使って集客をしたいが、どう運用したらいいかわからない、という人も多いですよね。
本記事をお読みいただけると、個人ビジネスで集客のためにInstagramを運用する際、アカウントをどのように活用すればいいのか、といった点がわかります。

集客が出来るアカウントに育てるために必要となる要素から、アカウントを設計していくうえで重要な3つのポイントについて解説しました。
現状のアカウント運用と比較しながら、集客に活かしてください。

集客が出来るアカウントに必要な要素

Instagramで集客に繋げるためには、アカウントをしっかり育てていかなければいけません。
実は、集客が出来るアカウントに育てるには、必要な要素があります。
具体的には、ユーザーに価値を提供できているかどうか、ということです。

「そんなことわかっている」と、思われた方もいるかもしれません。
しかし、この要素を頭では理解できていても、実践できているアカウントはどれだけいるでしょうか。
おそらくほとんどの人ができていないはずです。
あなたのアカウントに訪れたユーザーが、このアカウントの情報発信には「価値がある」「フォローするメリットがある」と思ってもらうことができれば、自然にフォロワーは増えるでしょう。

価値提供を継続的に行えるようになり、フォロワーが増えて信頼関係を構築できていけば、ビジネスの集客に繋がる確率も上がっていきます。
逆に、価値がないと思われると集客に繋げることはもちろん、フォローしてもらうことも難しいでしょう。
価値がないと思われたアカウントでは、どれだけ時間をかけて運用をしたとしても成果は上げられないはずです。
「価値がある」と思ってもらうアカウントを設計する具体的な方法について、次に解説します。

アカウントを設計する上でのポイント

では、具体的にユーザーへ価値を提供できるアカウントを設計するためには、どのようなポイントを押さえる必要があるのでしょうか。
私が考えるポイントは3つで「ペルソナの設定」「響く投稿内容」「関連性の高いハッシュタグ」です。
それぞれについて解説します。

具体的なターゲットのペルソナを設定

そもそもペルソナとは、商品やサービスを訴求したい時に考える架空の人物像のことを指します。
Instagramを運用するのであれば、当然ですが情報を届けたい層を明確にしなければいけません。
なぜなら、運用する目的は、自分のビジネスの集客のためですよね。

ターゲットに比べると、ペルソナは、より具体的な人物像になります。
名前、年齢、性別、住まい、家族構成、職業、趣味、悩み、必要としていることや情報など、あたかも本当に実在しているかのように人物像を作り上げましょう。
人物像が詳細になるほど、Instagramでの発信が効果的に届きやすくなるので、運用を開始するにあたり、しっかり設定すべきです。

ペルソナが曖昧なままスタートすると、投稿内容に一貫性もなく、誰に届けたい情報なのか、運用自体も曖昧なものになってしまう危険性があります。
そうなると誰にも響かないアカウントとなるので注意しましょう。

ターゲットに響くような投稿をする

ペルソナが設定できれば、実際に投稿をしていくわけですが、気をつけないといけないのは本当に「価値のある情報」を投稿できているか、どうかです。

では、価値のある情報とはなんでしょうか。
それは「学び」がある、「共感」できる、「憧れる」。そのような投稿内容のことです。

実際にフォロワーを多く抱えているユーザーの多くが、上記の項目に当てはまるように運用しています。
学びのある投稿とは、知らないことを知る機会となったり、知りたいと思っていたことを教えてくれたり、ハウツーなどの役立つ情報のことです。

居酒屋やおしゃれなカフェといった、グルメ情報を更新しているユーザーなどは、この項目に分類されるといっていいでしょう。
学びのある内容を投稿してくれるアカウントとして、ブランディングができれば、「◯◯の時はこのアカウントを見れば解決する」と思ってもらえるでしょう。

続いては、共感できる投稿について。
これは、投稿を見たユーザーが自分自身と投稿内容を重ね合わせた時に、ユーザーが「自分に向けて発信されている」と思えるかどうかです。

たとえば、webライターを目指す人が「Instagram」で検索していたとしましょう。
その時、ライター向けの情報を発信するあなたのアカウントにたどり着きました。
その投稿内容に、ライターを始めたての頃に役立つ仕事の進め方や、登録しておくべきサービスなどの情報がアップされていればどうでしょうか。
おそらく興味を持つはずです。

ライターをはじめてからの収入の変遷などの情報もあれば、より仕事をしていくうえでのイメージをしやすくなり、自分もできるかもしれないと共感を呼べる可能性が高まります。
過去の自分が悩んでいたこと、困っていたことを想像して、投稿内容を考える方法も共感を呼ぶものとなるはずです。

最後に、憧れのある投稿について。
これは文字通り、ユーザーの理想や未来像を実現した投稿内容になっていることです。

先ほど例にあげたライターであれば、稼げている姿を。
美容系のアカウントであれば、施術などで綺麗になった姿を。
訪れたユーザーが「自分もこうなりたい」と憧れを抱くような投稿内容にするといいでしょう。

ハッシュタグは関連性を意識する

Instagramを検索ツールとして使用される方も多いのではないでしょうか?
近所の美味しいレストランや居酒屋を探したい時にGoogleではなく、Instagramを使う人もいらっしゃるはずです。
「エリア+居酒屋」や「エリア+ランチ」といったワードで検索すると、同様のハッシュタグがついている投稿が表示されますよね。

つまり、投稿内容にハッシュタグをつけておくことで、その検索にヒットさせる可能性が高まるわけです。
たとえば、あなたがフィットネス系のアカウントを運用していたとしましょう。
そこで、投稿に「自宅」「ストレッチ」などのハッシュタグをつけておけば、自宅でできるストレッチ方法について知りたいユーザーの検索に、あなたの投稿がヒットします。

投稿内容とハッシュタグの関連性が高ければ高いほど、訪れたユーザーはあなたのアカウントに興味を持ち、「自分が知りたい情報を教えてくれるアカウントだ」と認知してくれるでしょう。
Instagramは、もともとTwitterやFacebookのようなシェア機能がないぶん拡散力が弱いとされています。
そのため、アカウントの認知を広げるためにも、いかにして検索にヒットさせるかが重要です。
ハッシュタグと投稿内容、そしてアカウントの方向性に関連性が高いほど、フォロワーがつきやすくなりますので、関連性を意識して投稿するようにしましょう。

Instagramの効果的なハッシュタグの付け方についてはコチラのページで詳しく紹介しておりますので是非ご覧ください。

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個人が展開するビジネスへの集客であってもSNSの活用は有効です。
中でもInstagramは若年層からミドル世代まで利用者も幅広く、画像や動画、ハッシュタグなど、工夫次第でしっかりターゲットする層へアプローチが可能となります。

特に、認知度や信頼感を構築できれば、自分の商品やサービスの売上をアップさせられるので、ぜひ活用していきましょう。
今回紹介したように、ペルソナを設定し、ターゲットに響く投稿を継続して、関連性の高いハッシュタグを投稿に配置する。
これらのポイントを押さえた戦略的な運用ができれば、成果に結びつくでしょう。
「価値があるアカウントだ」、と認識してもらうためにも、紹介したポイントと考え方を意識して運用していってください。

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